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ーーー楓士雄ーーー
Aのやつ…返事もかえさねぇで…
時計を見ると、22時を回っていた。
こっちに帰ってきて、4日が経っていた。
墓参りして、地元の高校の奴らとも遊びに行ったりできたし、もう帰ろっかなー…
心配だし。
もう一回かけてみっか。
そう思ってスマホを手に取ったとき、
そのままAからの着信がなり、慌てて落としそうになる。
ー「お、Aか。」
ー『うん。ごめん、遅くなって。』
ー「どっか行ってたのか？」
ー『あー、…いろいろあって、、』
Aはめんどくさそうにはぐらかす。
気になって問いただすと、渋々と話しはじめた。
山王第一高校とタイマンして、
それが知り合いの後輩で、
んで、お詫びに山王連合に飯奢ってもらったって…
ー「山王連合？」
そういえば、カフェでテッツってやつが言ってた気がする。
むらっちが、山王にいるって。
もしかして…会ったのか…
ー『そーそ。てか、清史毎日来るんだけど。』
Aは村山のむの字も話さない。
そのかわり、清史のストーカーへの文句をたらたらと話しはじめた。
もし、Aが今村山と会ってたら…
そう思うと気が気じゃねぇ。
ー「俺明日帰るわ。」
ー『え？一週間いるんじゃないの？』
ー「気が変わった。」
ー『え？どう言うこと？』
どう言うことって…
お前が心配だからに決まってんだろ。
ー「あのな、それくらいわかれよ。」
俺がそういうと、Aは一瞬黙った。
ー『…あ、あのね、久しぶりに帰ったんだから、家族とゆっくり過ごしなよ。じゃ、お風呂入るからまたね。』
ー「はっ…？おいっ…」
プツッ
ツーツーツー
「んだよ。」
一方的に切りやがって。
Aのやつ、また逃げたな。
どろっきーにも負けて、Aともハッキリいかない。
はぁーちくしょう。
卒業までにあと半年…
長いと取るか、短いと取るか…
「はあーもう！」
俺はバフッと布団に顔から倒れかかった。
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ななし(プロフ) - ありがとうございます。構想を練りながらなので、更新遅いですが、51話から公開しました。 (2020年2月20日 2時) (
レス) id: 6a3e7ad6c9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーねんず(プロフ) - 凄くおもしろいです！！続きが気になります、、パスワード教えてほしいです！ (2020年2月20日 0時) (レス) id: 695e2d496c (このIDを非表示/違反報告)
ネコ.K - 続き気になります！((o(´∀｀)o))ﾜｸﾜｸ パスワード教えてください！！ (2020年2月18日 7時) (レス) id: bf25cdc74b (このIDを非表示/違反報告)
ひろちゃん(プロフ) - このお話大好きです！続きが読みたいのでパスワード教えてください☆ (2020年2月16日 15時) (レス) id: ed54dab455 (このIDを非表示/違反報告)
ななし(プロフ) - 皆さま、コメントありがとうございます(ToT)こんなに更新が遅いのに、作品を読んでくださってとても嬉しいです。なんとか、完結を迎えるよう頑張ります！ (2020年2月15日 2時) (レス) id: 6a3e7ad6c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななし
| 作成日時：2020年1月9日 0時
