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ーーーAーーー
食べ終わる頃、急に携帯が鳴り、
私はすみませんと、音を消す。
ナオミ「あら、いいの？出なくて。」
楓士雄からの着信。
画面を覗き込んだ清史が、楓士雄かよっ！と虎のように牙を向けた。
ナオミ「…もしかして、彼氏？」
そう言われてハッと顔が赤くなる。
なんでかわからないけど。
『いや…』
清史「違うっすよっ！！」
私より先に大声で否定する清史。
あーもう。
こいつのバカはいつ治る…
携帯を切ったから、すぐさま楓士雄からラインでメッセージが来ていた。
ー どうした？
ー あ、海行くの、8/10になったからな。よろしく。
清史「はぁ？海！？」
『…何覗いてんの？』
ギロリと睨むと、清史さパクパクと口を動かし、
そして力尽きるように下を向いた。
ナオミ「海行くの？いいねぇー。青春だねぇ。」
テッツ「え、…まさか…」
『いや、勝手に言ってるだけなんで。私は行きませんから笑 水着も持ってないし。』
ダン「え？まじ？」
テッツさんは私の返答が耳に入らないみたいで、
ぶつぶつと下を向きながらまじか…と項垂れる。
ナオミ「そんな、勿体ない！夏は楽しまないと！
あたしの水着あげるから。着ないやつたくさんあるのよ。」
そう言って、奥へはけるナオミさん。
いいですと抵抗したが、ダンさんも盛り上がって
もう貰う流れになってしまった。
なんかこの場所で誤解されるのも嫌で、
私は聞かれてもないのに、楓士雄とか司の話をした。
清史「通称、団地の女神っすよ、Aは。俺は昔から…」
ナオミ「女神…あー、そーゆーこと…」
何か含めるように顎に手を当てるナオミさん。
てか、なんでこんな話になってんの…
私は、会話をさっきの葛城とのタイマンに戻して、
店を出るまで山王街の話を聞いていた。
ダン「…そんでさ、村山がうちに入ってん！」
テッツ「関と古谷も一緒にな。期間限定だけど。」
『へぇ…』
山王連合に入ったんだ。
…教えてもくれなかったな。
たまに出てくる村山の名前が胸をチクッと刺す。
清史は、その度に私の顔色を伺っていた。
…勘ぐられる前に、帰ろ。
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ななし(プロフ) - ありがとうございます。構想を練りながらなので、更新遅いですが、51話から公開しました。 (2020年2月20日 2時) (
レス) id: 6a3e7ad6c9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーねんず(プロフ) - 凄くおもしろいです！！続きが気になります、、パスワード教えてほしいです！ (2020年2月20日 0時) (レス) id: 695e2d496c (このIDを非表示/違反報告)
ネコ.K - 続き気になります！((o(´∀｀)o))ﾜｸﾜｸ パスワード教えてください！！ (2020年2月18日 7時) (レス) id: bf25cdc74b (このIDを非表示/違反報告)
ひろちゃん(プロフ) - このお話大好きです！続きが読みたいのでパスワード教えてください☆ (2020年2月16日 15時) (レス) id: ed54dab455 (このIDを非表示/違反報告)
ななし(プロフ) - 皆さま、コメントありがとうございます(ToT)こんなに更新が遅いのに、作品を読んでくださってとても嬉しいです。なんとか、完結を迎えるよう頑張ります！ (2020年2月15日 2時) (レス) id: 6a3e7ad6c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななし
| 作成日時：2020年1月9日 0時
