LOVEニスタ ( 2 )

ネットワーク ページ3

『ジヨンさんと別れちゃったんですかAさん！！』



店に着くと。
仔ウサギちゃんと、ジスちゃんが先に来ていて。
胸ぐらを掴むような勢いであたしを揺らす仔ウサギちゃん。

激しい…激しいよ仔ウサギちゃん…苦笑
寝不足の頭に脳みそシェイクは結構応える。苦笑



『仔ウサギちゃん落ち着いて。』



ジスちゃんが仔ウサギちゃんを止めてくれて。ようやく席に着いた。

やっぱりジヨンからヨンベに伝わったか。
ここのネットワーク狭いな。笑



「別れたっていうか…うーん…なんだろ…要するにそういうことなのかも。」



自分でも今の状況がちょっとよく把握できていない。
”さようなら。”と言ったのはあたし。
それからお互いに連絡もとっていない。

だから＝すると、別れたっていう表現が正しいのかもしれないな。



『そんなぁ…あたしジヨンさんとAさんのコンビが大好きで。すごく、すごく憧れていたから…』



そう言ってグズグズと泣き出した仔ウサギちゃん。

可愛いなぁ。人のことでこんな風に泣ける子ってそうそういないよね。
ヨンベはこんなに可愛い彼女がいて幸せだね。

ジスちゃんも、すごく心配そうにあたしを見つめている。
テソンも幸せ者だ。



『すみません。あたし達詳しくは聞いてないんです。でも、もうどうにもならないんですか？』



ジスちゃんが小さく口を開いた。



「うーん…どうだろ…好きな気持ちは変わってないんだけどね。
正直に言うとさ、これから先もジヨン以外の人を好きになれる自信なんてない。
ジヨンもプライドが高い奴だし。ただ、あたしが折れればいい話なのかもしれないけど、ちょっとお互いに冷静になった方がいいていうか…そんな感じ。笑」



あたしの言葉に更にグズグズと泣く仔ウサギちゃん。
そんな仔ウサギちゃんの肩をさすりながら涙目のジスちゃん。



「ね、今日は飲もう飲もう！彼氏の不満暴露大会！もうすぐタプちゃんの彼女とスビンも来ると思うし！今日はあたしがなんでも聞くから！笑」



目が真っ赤な2人を横目に。
ベルを鳴らして、店員さんを呼んだ。


あぁ。まただ。
弱ってる時って尚更、人の優しさに触れると泣きそうになっちゃう。



ポーチから目薬を取り出すの

今日で2回目だな。

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