【NARUTO】闇から光へII (ページ7)

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巻ノ五十五ページ7

その夜

タズナ
「いやー！やっぱ楽しいのォ！大勢で食事をするのは！」

タズナが嬉しそうにしている中、張り合う様に食べるナルトとサスケ

ナルト・サスケ「おかわり！」

言葉が被ると睨み合う

そして顔を青くさせ吐く

サクラ
「吐くんなら食べるのやめなさいよ！」

その光景を見るに堪えなくなり、サクラは机を勢い良く叩いた

サスケ「いや、食う……」

ナルト
「我慢してでも食わねーと強くなれねーからな」

A
「吐いたら元も子もないと思うけど…」

食事が終わり、のんびりしているとサクラが壁の写真に視線を向けた

静かにそれを近くで見ている

サクラ
「あの～何で破れた写真なんか貼ってるんですか？
イナリくん、食事中ずっとコレ見てたわよね？」

サクラの一言で空気が変わった気

写真に写っているのは、タズナとツナミとイナリ…そして、ツナミの後ろにもう一人

ツナミの後ろに写るもう一人は意図的に破ったようで誰なのかは分からない

ツナミ「……夫よ」

タズナ
「……かつて……町の英雄と呼ばれた男じゃ…」

２人の言葉はやけに冷たかった

するとイナリは席を立ち、部屋を出て行ってしまった

そのことにツナミは酷く動揺した

ツナミ
「父さん！イナリの前では
あの人の話はしないでって…いつも……！！」

ツナミもイナリを追いかけて出ていく

サクラ
「………イナリ君……どうしたって言うの？」

カカシ
「何かワケありのようですね……」

A達はタズナに視線を向けた

タズナ
「……イナリには血の繋がらない父親がいたんじゃ…超仲がよく本当の親子のようじゃった…あの頃のイナリはほんとに、よく笑う子じゃった……」

タズナは話す内に震え…目に涙を浮かべた

タズナ
「しかし………イナリは変わってしまったんじゃ……父親のあの事件以来…」

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