巻ノ九十 砂漠の我愛羅 ページ42
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我愛羅
「オレ達は遊びに来たんじゃないんだ。行くぞ」
背中を向け、去ろうとした３人
その３人をサクラが呼び止めた
サクラ
「ちょっと待って！」
振り返る３人
我愛羅「何だ？」
サクラ
「あなた達……額当てから見て砂隠れの里の忍者よね？
確かに木ノ葉の同盟国ではあるけど、両国の忍の勝手な出入りは禁じられているはず……
目的を言いなさい！
場合によってはあなた達をこのまま行かせるわけにはいかないわ…」
女
「フン！灯台下暗しとは、このことだな。何も知らないのか？」
女が鼻で笑いながら、通行証を見せた
女
「お前の言う通り確かに私達は砂の下忍……。
ここへは中忍選抜試験を受けに来た」
ナルト「中忍選抜試験……？」
ナルトの問いに女はわざわざ答えてくれた
女
「本当に何も知らないんだな…中忍選抜試験とは…砂・木ノ葉の隠れ里と、それに隣接する小国内の中忍を志願している優秀な下忍が集められ行われる試験の事だ…」
ナルト
「何で一緒にやんの？」
女
「合同で行う主たる目的は、同盟国同士の友好を深め、忍のレベルを高め合うことがメインだとされるが…その実、隣国とのパワーバランスを保つ事が各国の緊張を…」
ナルト
「木ノ葉丸ってばよ！俺も中忍選抜試験ってのに出てみよーかなぁ！！？」
女
「てめー！質問しといてこのヤロー！
最後まで聞けー！」
するとサスケが木から下りてきた
サスケ
「おい、そこのお前。名は何て言う……？」
女「わ、私か……？」
サスケ
「違う。隣のひょうたんだ」
全員の視線が赤髪の少年に向く
その少年は少しの間の後、答えた
我愛羅
「砂漠の我愛羅……俺もお前に興味がある…………名は？」
サスケ「うちはサスケだ……」
楽しそうに微笑むサスケ
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作者名：ぴーなつ | 作成日時：2017年9月14日 16時
