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巻ノ五十三 ページ5

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翌日、建設中の橋の上





サクラ「ふぁ〜〜……」

A「暇だね……」





Aとサクラは邪魔にならないよう、端に座っている





タズナ「随分と暇そうじゃな」





Aとサクラはタズナと一緒に橋に来ていた



今は任務の護衛中





タズナ
「あの金髪小僧とスカした小僧はどうした?」

A「修行してます」

タズナ「お前らはいいのか?」

サクラ
「私達は優秀だから。
カカシ先生がおじさんの護衛していろってさ」

タズナ「本当か?」

A・サクラ「………」





Aとサクラはタズナを少しだけ睨んだ




とそこへ、一人の男性作業員がやって来た





「ちょっといいか……タズナ」

タズナ
「ん…どうしたギイチ?」





ギイチと呼ばれた男性はタズナと同い年ぐらいに見える





ギイチ
「色々考えてみたんだが…橋作り…俺、降ろさせてもらっていいか…」

タズナ
「な…なんでじゃ!?そんな急に…お前まで!!」

ギイチ
「タズナ!あんたとは昔ながらの縁だ。協力はしたいが、ムチャをすると俺達までガトーに目をつけられちまう!

それにお前が殺されちまったら元も子もねェ!

ここらでやめにしねーか……橋作りも…」



A
(やっぱりみんな、ガトーを恐れてるんだ…)



サクラ「……」

タズナ
「そーはいかねーよ。
この橋はワシらの橋じゃ。資源の少ないこの超貧しい波の国に物流と交通をもたらしてくれると信じて、町のみんなで造ってきた橋じゃ」

ギイチ
「けど、命までとられたら…」

タズナ
「もう昼じゃな…今日はこれまでにしよう。

ギイチ……次からは来なくていい」





そう言うとタズナは他の作業員の方へ歩いていった





その後、A達は町へと向かった








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作者名:ぴーなつ | 作成日時:2017年9月14日 16時

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