巻ノ七十六 再不斬と白 ページ28
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カカシが再不斬の側へ向かう
再不斬
「……終わったみたいだな…カカシ…」
カカシ「ああ…」
再不斬「カカシ…頼みがある」
カカシ「……何だ」
再不斬
「……あいつの……顔が…見てェんだ……」
カカシ「………ああ…」
カカシは額当てで左目を隠し、再不斬を運ぶ
A「………雪?」
空を見るA
すると辺り雪が降り始める
「こんな時期に雪が…?」
再不斬
(白よ…泣いているのか…)
カカシは再不斬を白の隣に横たわらせた
再不斬
(ずっと側にいたんだ…せめて最期もお前の側で…)
再不斬がゆっくりと手を伸ばし、白の頬に触れた
再不斬
「…できるなら……お前と…同じ所に…行きてェなぁ……俺も…」
その言葉を最後に…再不斬は目を閉じた
ナルト
「…コイツ…雪のたくさん降る村で生まれたんだ………」
カカシ
「そうか……雪の様に真っ白な少年だったな……」
しんしんと降る雪は…
2人の涙のように思えた
カカシ
(行けるさ…再不斬………2人……一緒に…)
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作者名:ぴーなつ | 作成日時:2017年9月14日 16時