【NARUTO】闇から光へII (ページ14)

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巻ノ六十二ページ14

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白
「大した少年ですね。いくら水分身がオリジナルの10分の1程度の力しかないにしても…あそこまでやるとは…」

再不斬
「だが先手は打った。行け！」

白「ハイ」

白は地面に残った水の力ですごいスピードで回転しながら迫ってきた

ギィィィン！

サスケの苦無と白の千本がぶつかる

再不斬
(ほう…あのスピードを見切るか…)

カカシ(ふむ…)

A
(……な…何だろう……今、2人の動きが見えた気が……)

カカシ
「サクラ！A！タズナさんを囲んで俺から離れる！アイツはサスケに任せる！」

サクラ・A
「うん！/はい！」

サクラとAはタズナの前に移動し苦無を構えた

白
「君を殺したくはないのですが…引き退って貰えはしないのでしょうね…」

サスケ「アホ言え…」

白
「やはり…しかし次、あなたは僕のスピードにはついて来れない。それに、僕はすでに2つの先手を打っている」

サスケ「2つの先手？」

白
「一つ目は、辺りに撒かれた水…そして二つ目に僕は君の片手を塞いだ…従って君は、僕の攻撃をただ防ぐだけ…」

白がサスケの苦無を千本で受け止めたまま、印を結んだ

A(え！？)

サスケ
(なにィ！！コイツ、片手で…！！)

カカシ
(片手の〝印〟だと！？あんなの見たことが…)

白
(秘術・千殺水翔！！)

白がその場で足を踏み鳴らすと、辺りの水が浮き上がり千本のように形を変え、それはサスケに向けられた

サクラ「サスケ君！！」

カカシ「！」

サスケは、刀印を立て集中力を高める

サスケ
(思い出せ…あの修業を…チャクラを一気に練り上げ…脚へ！！)

バシュシュシュ

白(！消えた！？)

サスケはチャクラを脚に集め高く飛び千本を避けた

更に手裏剣を投げた

サスケ
「案外トロいんだな…」

白「！！」

手裏剣を避けた白の隙を突き、サスケが後ろを取った

サスケ
「これからお前は…俺の攻撃をただ防ぐだけだ！」

白が振り返る前に、サスケは苦無を両手に持ち白へ向ける

ガッ

白はサスケの腕を受け止める

白「！」

すかさずサスケは手に持っていた苦無を手首だけで投げた

それを白は身を屈めて交わす

白が地面に手を突くと同時に、

白(…は…速い…！！)

ドカッ！

サスケが白を蹴り飛ばした

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