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ずる、と落ちるようにソファーから降りて床に座る
手も使ってなんとか析谷様の足元まで移動し、膝に手を置くと析谷様は少し驚いた顔をしてから私の頭を撫でた
析「まさか床に座るなんて…でもまぁ、良しとしよう
よくできたね、A」
優しく何度も頭を撫でて褒められる
析谷様に褒められると、だる重かった身体がどんどん軽くなっていく
身体の熱さも少しはマシになったような気がする
析「よし、上手くいったみたいだね」
「これは…？」
析「男性に抱かれる事で発散できた発作を、命令を達成する事によって発散できるようにしてみたんだ
キミは常に他人より下の立場だろう、それは変えられない事だろうからそれを利用させてもらったよ」
「命令…ですか」
果たしてあれは命令と言うのだろうか？
あまりにも優しい言い方で、命令だとは気づかなかった
けれど抱かれる事以外で発作が無くなったのは初めてで感動の方が大きい
これなら、自分の意思とは関係なく男性を求めることも兄さまに迷惑をかけることもない
やっと、前みたいな普通の兄妹に戻れるんだ
析「これからはこのやり方で治療していこうと思っているんだけど、どうかな？
慣れてきたら命令なんて無くても自分で抑えられるようになるはずだよ
発作を抑えることが出来るようになればフェロモンも出なくなる。
でもキミの気持ちが最優先だ、この方法に不安があるなら別の方法を考えるけど…」
ずっと頭を撫でたまま、優しく析谷様が説明してくれる
この方法に特に不安も気持ち悪さも無い。
だったら、この方法に賭けるしかない…！
「いえ、大丈夫です
宜しくお願いいたします、析谷様」
析「あぁ！
頑張って治そう」
「はい…！」
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橋本アリィちゃん(プロフ) - とてもキュンキュンしました！続編も応援しています！(*´∀｀*) (2021年11月3日 21時) (
レス) @page36 id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
山神雛(プロフ) - ドキドキしながら見させて貰いました！続き楽しみに待ってますっ身体に気をつけて頑張って下さい (2020年8月11日 14時) (レス) id: b401e87431 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：汰ると | 作成日時：2020年2月26日 2時
