これは運命でしょうか？ ⑨ (ページ46)

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ふっかさんは、私が泣いている間ずっと背中をさすってくれた。

そのおかげもあってか、涙もだいぶ落ち着いてきた。

深「ちょっとコンビニ寄ってもいい？」

『うん、、。』

車は近くのコンビニの前に止まって、ふっかさんはそのままお店の中へ入っていった。

少しすると大きな袋を持ったふっかさんが帰ってきて、袋の中からミルクティーを取り出し私にくれた。

車はまた走り出した。

深「あんだけ泣いたら体の水分無くなっちゃうよ。笑
　女の子の好きそうなミルクティーにしちゃった
　けど、飲める？笑」

『うん、ミルクティー大好き。笑
　ふっかさんありがとう。笑』

深「どういたしましてー。笑
　さっきさ、翔太に嫌われちゃったって言った
　じゃん？
　 Aちゃんも翔太のこと嫌いになっちゃ
　った？」

翔太くんには嫌われちゃったかもしれないけど、私はまだ翔太くんのことが好き。

静かに、首を横に振った。

深「良かったー。笑
　なら、Aちゃんに話そうかな。笑」

私がふっかさんを見ると、ふっと笑って話し出した。

深「あいつさ、今日仕事にも来なくてさ。
　こんなことなかなかないから、慌てて電話した
　んだけど、体調崩して寝てたって。」

『、、えっ、。』

深「夏風邪だってー。笑
　まぁ、最近いろいろ忙しかったし。笑
　だからAちゃんは、翔太に嫌われてなんか
　ないよ。」

ふっかさんの言葉を聞いて、落ち着いたはずの涙がまた溢れそうになる。

深「あぁー、泣かない泣かないっ！
　俺が泣かせたみたいになっちゃうよ！笑」

私は涙をグッと堪えた。