これは運命でしょうか？ ⑨ (ページ45)

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静かに涙を流す私をみて、ふっかさんは驚いている。

深「そんなことないよ！
　俺が保証するっ！
　でも、なんでそう思うの？」

『、、来なかったから、、。』

深「、来なかった、？」

『、、約束、、してたの、。
　今日、ご飯食べよって、、でもね時間になっても、
　翔太くん、、来なかった、。』

翔太くんが待ち合わせに来なかったという現実があることに、苦しくなる。

深「なんだよ、それ、、俺聞いてないよ、、。
　あいつから連絡は？それもなかったの？」

私がコクリと頷くと、ふっかさんの口からは大きなため息が。
それに合わせて、私の涙もどんどん溢れてくる。

深「ちょ、、どうしよ、、。
　とりあえず、Aちゃん涙ふこう。
　可愛いお顔が台無しだよ。」

そう言って、ティッシュを渡してくれる優しいふっかさん。
ふいてもふいても流れる涙に、私は翔太くんのことが本当に大好きなんだなと思った。

深「車出して。そのまま向かってたとこでいいよ。」

ふっかさんの合図で、車は走り出す。
どこに向かってるのかな。

『、、ふっかさん、、どこに、、？』

深「、、翔太ん家、。」

えっ、。

『あの、降ろしてください、、。
　私1人で帰れるから、。』

深「降ろさない。
　こんな泣いてる子を1人で帰らせるなんて俺には
　できないし、Aちゃん家、翔太のお向かい
　なんでしょ？」

そうだけど、、。
私は、着いたらそのまま家に帰ろうと思い、そのまま送ってもらうことにした。