これは運命でしょうか？ ③ (ページ26)

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そのあとは、舞台に集中する。

少しでもかっこいいって思ってもらえるように！

ふっか以外のメンバーたちも、Aさんが来ているのを見つけたのか、裏にはけたときにニヤニヤしながら話しかけてくる。

ラ「綺麗で可愛いあの人。
　しょっぴーの方見てるよね？笑
　良かったね！」

阿「翔太、ちゃっかりファンサしてたでしょ？笑」

宮「なんだか、2人の世界が一瞬あったね。笑」

岩「今日の翔太、かっこいいよ！」

『かっこいいのは、いつもだわ！』

そして、最後のカーテンコール。

ありがとうの気持ちを込めて、Aさんに向かって笑顔で手を振った。

またしてもAさんは笑ってくれていて、少しは俺に興味を持ってくれたかな？とテンションが上がる。

舞台後は出待ちをしてくれているファンの子たちの対応のため、その準備をする。

さすがにAさんは、来てくれないよなー。
ジャニーズに詳しくないって言ったし、たぶんこの制度も知らないだろう。
とは思いながらも、淡い期待を抱いていた。

でもやはり、ファンの子たちの中にAさんはいなくて。
まぁ想定内だし、今は目の前にいるファンの子に集中する。