これは運命でしょうか？ ③ (ページ22)

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帝国劇場に来るのを楽しみにしてたのに、渡辺翔太はいないし、宮崎さんには少しからかわれるしでなんか疲れたなー。

駅までの道をまた歩き出す。

山「Aさんって、どこ行っても人気
　なんですね！笑」

『えぇ？そうかなー？』

山「そうですよ！
　さっき、宮崎さんは謙虚なAさんもいい
　って言ってましたけど、Aさんは自分で
　思ってるより可愛いんですから、自信を持って
　くださいよ！」
　

『そんなこと言われてもさー。笑
　でも、そんなようなこと美緒にも言われた
　気がする。笑』

山「ほら！横田さんだって言ってるじゃないですか！
　 Aさんは、自分で気づいてるか知らない
　ですけど会社じゃモテモテですよ！
　いろんな部署の人がAさんは、綺麗で
　可愛いよなって言ってますからね！！」

『はいはい。
　それも、美緒に言われた気がするー。笑』

山「それも、横田さんに言われてるじゃないですか！
　 Aさん、自覚持ってくださいよ！」

なんだか山下くんも、美緒と同じようなことを言ってくるけど、私は今、そんな気分じゃないの。