これは運命でしょうか？ 17

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なんで知ってるのか分からないけど、俺はあの時のことを謝りたかった。









『なべ、ごめんな、、。』









なべは俺の言葉に、目を見開いて驚いている様子。









『俺があの時、あんなことしてなければな、、。
　悪いことしたなって思ってたんだよ。』









渡「えっと、、諦めろって言われると思ってたんで
　 どう返したらいいか分かんないっす、、。」









『ははっ、そうだよな。笑
　あの時のこと知ってれば、そう思うのも仕方ない。
　でも、今回はそんなこと言わないよ。』









渡「、、というと、、。」









『いいんじゃない？ってこと。笑
　アイドルだかなんだか知らねぇけど、1人の人間
　なんだよ。
　恋愛くらいしたっていいじゃん。』









渡「あれ、想像と全然違うんですけど。笑」









『まぁ、俺も大人になったってことよ。笑
　だから頑張れよ、なべ。
　この俺が、応援してやる。笑』









渡「やばい、めっちゃ鳥肌立ちましたよ！
　 こんなに心強いことはないです。笑
　 ありがとうございます！」









それから、なべの話をひたすら聞いた。









なんでこの事を俺に言おうと思ったのかとか、どんだけあの子のことが好きなのかとか、、。
あとはどうやって再会したのかとか、もう色々聞いてやったんだ。









そして、なべの話を聞いて俺が思ったのは、、、。









〈なんだよ、お前ら運命なんじゃん。〉









ってこと。









俺があの時あんなことをしても、結局は意味がなかったんだなって思った。

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