これは運命でしょうか？ 14

大事件 ページ19

気づけば季節は夏になっていて、今年は係長にもなって班長でもあるからか、例年より忙しく毎日駆けずり回っていた。









ある程度の役職を得ると、参加したくない会議に出なきゃいけないから、自分の仕事をする時間がない。









でも、その中で取引先との打ち合わせやら営業なんかをしなくてはいけないから、毎日残業の日々。









美緒に「痩せた？」って聞かれたけど、たしかにそんな気がする。









こんなんじゃ、いつかぶっ倒れちゃうんじゃないかって思うけど、そんな暇ない。









そんなことを思いながら、私はまた今日も外回りに出かけた。









私の班への新入社員の配属だが、今年はなくて変わらず4人で頑張っている。









永瀬くんはというと美緒の班へ配属になって、今は毎日一生懸命動いてるみたい。









ちなみにそんな永瀬くんのデスクはSnowManの小物グッズが並んでて、正直、私の班じゃなくて良かったかもなんて思った。









取引先へ向かう前にコンビニで栄養ドリンクを買って、一気に飲み干す。









これのおかげでとりあえず、この後の打ち合わせは乗りきれそう。









こうして私は取引先へ足を進めた。

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