第８６把 普通お土産を持ってくるのが礼儀というもの ページ39
真希ちゃん先輩の声で、前を向く。
私達の前には、京都校の皆さん。
真依「あらお出迎え？ 気色悪い」
東堂「乙骨いねぇじゃん」
東堂先輩、真依先輩、霞先輩の他に、３人の生徒がいた。
釘崎「うるせぇ早く菓子折り出せコラ」
『八ツ橋、くずきり、そばぼうろを下さい』
狗巻「しゃけ」
東堂「腹減ってんのか？」
そうだよ私は今お腹が減ってるんだよ。
私は手を前に出しながら要求するが、残念ながら菓子折りはなかった。なんでやねん。
西宮「怖…」
呪術高専 京都校、三年・西宮桃
『お、あの人「静かに飛ぶのが好きなの」の人の髪型だ』
釘・伏「(声真似うっま…)」
メカ丸「乙骨がいないのはいいとしテ、一年３人はハンデが過ぎないカ？」
呪術高専 京都校、二年・
釘崎「ロボだ、ロボがいる！！」
『リアル〇ラえもんだ！！』
パンダ「違うぞ」
加茂「呪術師に歳は関係ないよ。特に伏黒君、彼は禪院家の血筋だが」
呪術高専 京都校、三年・加茂憲紀
『……いや、あれ、糸目なだけか…？』
加茂「宗家より余程、できが良い」
真依「チッ、何か？」
三輪「まぁまぁ」
すると、霞先輩を見つける。
『霞先輩！』
三輪「Aちゃん！」
私達は駆け寄り、「わ〜っ」と抱き着く。
あ、いい匂いする。さすが京都の人。
「はーい、内輪で喧嘩しない」
すると、着物を着た女の人が階段を上って来る。
庵「まったく、この子らは」
準１級呪術師、京都校引率・庵歌姫
『歌姫さん！』
庵「A、大きくなったねえ」
歌姫さんはヨシヨシと私の頭を撫でる。
庵「大丈夫？あの馬鹿に何かされてない？」
『いや大丈夫ですよ、心配しなくても』
庵「あの馬鹿だから心配してるのよ」
なんと歌姫さんの方が五条先生よりも先輩らしい。
最初それを知った時ビックリした。同い年なのかなーと思ってたから。
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作者名：ほむら | 作成日時：2020年11月29日 17時
