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第４９把 赤い目をした誰か ページ2
その時、空気の流れが変わった気がした。
釘崎「……？」
下から膨大な呪力の気配がした。
下を見るとそこには、キノコ頭に掴まれているAがいた。
Aはグッタリとしていて、ピクリとも動かなかった。
釘崎「っA！！」
その時、Aがキノコ頭の腕を掴んだ瞬間、何かがボトリと落ちる。
落ちたのは、Aを掴んでいたキノコ頭の腕。
釘崎「……！」
突然起こったことに、釘崎と、釘崎の足を掴んでいた呪いも固まる。
そして、Aは片腕だけになったキノコ頭を蹴り飛ばす。
腕が体から離れて、Aは地面に着地する。
Aの目は彼岸花のように、血のように、赤かった。
その目は呪いを睨む。
「……邪魔だ。失せろ、雑魚が」
第５０把 あの子じゃない誰か。→←第４８把 限界突破できるもんなら突破してみたい
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作者名：ほむら | 作成日時：2020年11月29日 17時
