俺のことだけ見て ページ19
和「聞いた俺が悪かったです。でももう他の男の話しないで。俺のことだけ見てください。」
は？
何今の！！
ドキッとさせるな！！///
二宮かっこいいんだからこんなこと言われたら誰だって落ちるだろ！！
まったく！！
平常心平常心！
顔赤くなるな！！
車のドアを開ける。
「はい、乗って。」
和「話逸らさないでくださいよ〜返事してくれないんですか？」
「……、わかったよ。」
逃がしてくれそうにないので、渋々返事すると、彼は嬉しそうに笑うのだった。
和「先生の運転する車に乗るとか初めて〜ワクワクするなぁ。」
「普段あんまり運転しないからな〜、しかも生徒を乗せていると思うと怖いよ。」
事故らないように細心の注意を払わないといけない。
和「乗せた生徒は俺が初めてですか？」
「そうだよ、生徒を車に乗せるのも、休日にでかけるのも、二宮が初めてだよ。」
和「へへ、良かったです。」
じー…
「あの、」
和「はい？」
「運転中でそんなに見られると集中できないからやめてくれる…？」
和「あ、すみません。無意識に見ちゃってました。かっこよくて。」
無意識って…
和「事故られたら大変なんで、しょうがないから我慢しますよ。」
「上から目線だな…」
二宮が俺を見るのをやめてくれたおかげで(？)、緊張感はあったけど、事故らずに目的地に着いた。
和「わー、初めて来ました、ここのお祭り。」
「遠いからね、俺も初めてだよ。」
車から降りる。
「今日はなんでも好きなもの食べたり、遊んだりしていいよ。俺が奢るから。二宮テスト頑張ってたし。」
和「わーいやったぁ〜…と言いたいところですけど。てか翔先生じゃなかったら絶対奢ってもらいますけど。」
「え？」
予想外の返しに驚く。
喜ぶと思ったのに。
和「これはデートなんで、俺が奢ります。」
「はっ？」
和「俺にかっこつけさせてください。」
いやいやいや。
「何言ってるの、普通は年上である俺が奢るでしょ！？」
和「年齢じゃないです。俺が奢りたいんです。」
「悪いって。自分のためにお金使いなよ。」
和「ちゃんと自分のために使ってますよ、翔先生とのデートに使うんですから。」
「っ//」
待って、二宮のペースに持ってかれる！！
「別に二宮が奢る側につかなくてもいいじゃん、」
和「全然よくないですよ、俺は彼女側にはなりたくないんで。」
いやそれって。
「俺を彼女側にさせる気！？」
和「当たり前じゃないですか。」
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ひまわり(プロフ) - かみなさん» ありがとうございます！！頑張ります(*^-^*) (2020年4月21日 19時) (
レス) id: bc8eab0033 (このIDを非表示/違反報告)
かみな - 更新だ！これからも応援してます！ (2020年4月14日 11時) (レス) id: 36f86748ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひまわり | 作成日時：2020年3月25日 23時
