アイドルとアイドル Kota.Y

concert ページ25

ライブが始まれば
いつも通りの俺たちになる


意識してるわけじゃないし
かと言ってプライベートが全くないわけじゃない


光の張り切っている姿に
俺も自然と力が入る


ちょっと気持ちが緩んだ頃
トークに入った


伊野尾「ライブ初日！改めてこんにちはー！」


＼こんにちはー！！！／


有岡「こんばんはー！」


「テンションたけぇwww」


高木「テンションもあがるよね〜」


有「光くんは大人しいけどね」


光「俺！？」


有「最近、先輩みたいな立ち位置にいるの！
この前のロケもさ、光くんがのってくると思って
ボケたのに、ふむふむ。みないな顔で見てんの！」


あぁ、大ちゃんも違和感感じてたんだ…
やっぱり変だよなぁ…
いつもなら2人でボケにまわるのに…


伊「それはひどい」

高「そんなの光くんじゃない」

「ボケなかったのか」


光「薮まで！みんなしてひどい！
俺だってそういう時あるよ！」


有「いや、あれは分かった上で傍観してた」


うんうん…
落ち着いた男になりたかったんだな…


有「薮ちゃんみたいにニコニコしながら立ってたもん！」



…俺！？



伊「光には似合わない」



え、俺みたいになりたかったの！？



「いのちゃんさっきからひどくない！？
高木は笑いすぎ！薮ニヤニヤしすぎ！」


有「これ！この薮ちゃんの顔！
これを光くん真似してたんだよー」


ニヤつきを必死に抑えて
光に聞いてみる


「俺の真似してたの？」


光「そんなんじゃないって！」


あーそうか。
光はAちゃんと俺がいい感じだと
思ってるんだもんなぁ


伊「光は光のままでいいのに」


光「違うのに〜！」


焦る光を横目に
光の違和感がわかったこと
それに俺が関わってたこと


全てAちゃんのためだとわかっても
自分が関われていて嬉しかった


その後の体の動きはいつもより軽く感じた

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