accidental ページ11
昨日の出来事はなかったかの様に
仕事は順調
夜までの予定だった撮影は
夕方には終わりを迎えていた
朝と同じ道順で帰路につく
中身のない話を伊野尾としながら
マンションに着き車を降りる
乗り込もうとしたエレベーターから降りてきたのは
知っている顔だった
A「あ…」
「あ、お疲れ様」
A「本当にここに住んでるんだw」
「冗談で言うわけないでしょ」
A「…お仕事だったんだよね。お疲れ様」
昨日の電話のように…
余計な事を言う前に去ろうと思っていたのに
そんな切ない顔を見れば
どうにかしたくなる
「…光なら元気にしてたよ。一昨日の様子がウソみたい」
A「あ、ならよかった」
「Aちゃんさ…」
A「ん?」
もう自分でもわからない
この状況を壊してしまいたい
「光のこと好きなの?」
A「え、いや、そりゃ…
好きだよ…
"お姉ちゃん" だもん」
なんともお手本な答えが返ってきた
これはちょっと予想外…
薮「あぁ、そうだよね。ごめん。
職業柄つい、こういうことには敏感になっちゃって」
「薮君こそ彼女は?そういえばその手の話聞かない」
昨日気付いた気持ちに
メスが入れられるようなセリフだった
薮「俺は…
仕事が恋人だから」
さらに自分で傷口を広げる
自分でも馬鹿馬鹿しい
A「…あぁ。
あ、長いこと立ち話ごめん」
「あぁ。うん。それじゃあまた」
A「うん。またねー」
これ以上自分の首を絞める前に
彼女との会話は終わった
これでいいんだ…
39人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
裕莉(プロフ) - 彩佑実さん» すみません…外しました! (2017年9月8日 19時) (レス) id: 526ad07992 (このIDを非表示/違反報告)
裕莉(プロフ) - 瞳さん» ご指摘ありがとうございます。チェック入れてしまっているの気づいていませんでした。不快な気持ちにさせていたらすみません…。 (2017年9月8日 19時) (レス) id: 526ad07992 (このIDを非表示/違反報告)
彩佑実(プロフ) - オリフラ外して。 (2017年9月8日 16時) (レス) id: 4a3840fd47 (このIDを非表示/違反報告)
瞳(プロフ) - オリフラ、外してください。二次創作なので。 (2017年9月8日 15時) (レス) id: 6ad02585f3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:裕莉 | 作成日時:2017年8月12日 20時