アイドルとアイドル Kota.Y

be frank / withK ページ18

飲み会の翌日
夕方仕事に向かう時
マネに借りた傘を探すも見当たらない


マネは「また新しいの買いますよ〜」
なんて言ってくれてるけど…
とりあえず可能性があるところに連絡する

Aちゃんに連絡すると
Aちゃんの家にあったみたい
今度の飲み会の時に持ってきてもらうようお願いして一安心


その翌日メンバー全員での打ち合わせ

昨日一日光の事を考えたけど
"ただ好き"という気持ちがあるだけで
それが恋愛かどうかは分からず…


光の目をまともに見れない…


打ち合わせ中は幸い定位置で
光と横並びなので目を合わせずにすんだ


休憩に入ると光が話しかけてきた

光「飲み会後大丈夫だった？」

「え…」

光「結構酔ってたでしょ」

「あ、あぁ…問題なかったよ」


びっくりした…Aちゃんの家に行ったのを
知っているのかと思った


「ちょっと、トイレ」


これ以上話すとボロが出そうで逃げる
俺が戻ってきた時、光は大ちゃんと楽しそうにしてた

ちょっと気が楽になったような
寂しい気持ちになりながら席についてスマホをいじる


伊「やーぶーさんっ」


「…！
伊ー野ー尾さーん。どしたの」



伊「今日この後飲みに行かない？」


「いけるよ」


伊「じゃあ、決まり。あ、2人でね。」


「はーい」


2人なんて珍しい事を言う
でもそれ以上深くは考えずに
仕事に戻る


飲み会には伊野尾の車で向かう


「2人なんて、かなり久しぶりじゃない？」


伊「ちょっと聞きたい事あってさー」


「そりゃ最年長として聞かなきゃ、だな」


お店について、食事がすすむ
ちょっとの間仕事の話をしていた


「あ、そういえば話って？」


伊「…薮の話が聞きたい」


「え…？」


伊「お兄ちゃんとして末っ子の話を聞かなきゃ
光と喧嘩したの？」



伊野尾に言われて気づいた
光の事で頭がいっぱいで周りからどう見えてるか
全く考えていなかった…


「ごめん…」


伊「多分気づいてるの俺と知念くらいかな
他は元気にやってるから気にしなくていいよ」


「ありがとう…
喧嘩ではないから。大丈夫」


伊「光はいつも通りだもんね」


「…伊野尾には敵わないな」


伊野尾に隠しても無駄だろうし
話せば気が楽になるかもしれないと思った…

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