Story9 * yuto.n ページ9
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___「なんかいい事あった？」
「え？何が？」
なんかニヤけてたよ？那須キモーイ！と浮所が騒ぐ。
は？ニヤけてないし、なんもいい事なんてないし。
「別に何も？」
「嘘だよ、だってなんか笑ってるもん」
そんなことないのに、と自分の顔をぺたぺたと触ってみると、口角が少しだけ上がっているのが分かる。
何か、と言えば “ 先生 ” が変わることになったくらいだ。
まさかそれ？いやいや、別にニヤけるような事は一切ない。
「ふーん、ま、どうでもいいけど」
「自分から聞いといてそれ？」
「俺はいい事あったんだよ〜！」
聞いてもないのに、ベラベラと話し始める浮所。
昨日優斗先生に出された最後の宿題を解きながら、半分、いや７割くらい聞き流しながら、一応耳にだけ入れた。
どうやら、夜にコンビニに行ったら好きな女の子に会ったらしい。
たった10分隣を歩いて満足してニコニコしてるんだから、単純なやつだと思う。
……いや、人のこと言えないか。
俺だって、ハルと一緒に塾に行く数十分が楽しくて、頬をゆるっゆるに緩ませてたもん。
相変わらず優斗先生と仲が良いみたいだし、担当は変わらないみたいだし、俺が入り込む隙間なんてやっぱり見当たらない。
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清良(プロフ) - お疲れさまでした！！塾シリーズほんと大好きで、伏線というか、みんなの関係性を統一するのって大変だと思うのですが、綺麗に書かれていてすごいな、かっこいいなと思いました！Twitterやってないので、ひっそりと応援してます！ (2019年6月23日 8時) (
レス) id: 7cb81e8898 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=blueao5&scr=novel/jeyuto01...
作成日時：2019年5月18日 22時
