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___神社からちょっと公園のベンチにおる！
交換して以来殆ど連絡をとっていなかった某連絡用スマホアプリは、待ち合わせにおいて大活躍だった。
通知欄に表示される、“ 永瀬廉 ” の文字が嬉しくて。
『お待たせしました、』
「あ、浴衣できたんや」
……似合うやん、とぼそっと呟いてすぐにそっぽを向く。
褒めてくれたら、なんて電車の中で何度も妄想していたのに、ホンモノの言葉は破壊力抜群、ノックアウト寸前だ。
「ほら、行くで、あ、混んでるから手でも繋ぐ？」
冗談ぽく言う先輩の言葉を間に受け入れられなくて、遠慮がちに服の袖を掴む。
だって冗談、って振り払われたら嫌だもん。
「そんなんやったらはぐれるって」
袖から先輩の手のひらに移動させられる右手。
受験勉強のご褒美がすぎる。
こんなことされたら勘違いしちゃうのに。
*
「アキ何お願いしたん？」
『それ聞きます？』
屋台が並んだところから少し外れた石段に腰掛けて、りんご飴を齧りながらそんな問いかけをしてくる。
『先輩にはないしょ、』
「えー…、」
『だって話したら叶わなくなっちゃう、』
じゃあ、神様の代わりに俺が叶えたるから教えてや、受験合格？と首を傾げる。
『……先輩がホントに叶えてくれるなら、教えてあげます』
「ええよ、なんでも叶えたるよ、」
贅沢な私は二つのお願い事をした、今先輩と二人きりでいること自体贅沢なのに。
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清良(プロフ) - お疲れさまでした！！塾シリーズほんと大好きで、伏線というか、みんなの関係性を統一するのって大変だと思うのですが、綺麗に書かれていてすごいな、かっこいいなと思いました！Twitterやってないので、ひっそりと応援してます！ (2019年6月23日 8時) (
レス) id: 7cb81e8898 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=blueao5&scr=novel/jeyuto01...
作成日時：2019年5月18日 22時
