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『え、え？！本当にいいんですか？！』
「あ、あほ！お前うっさいわ！」
俺とアキは先生と生徒、の前提に先輩と後輩の関係だ。
だから、ええやろ？と無理やりな理由を付けてお祭りに誘った。
そこまで鈍感やない俺はアキの分かりやすすぎる好意に気付かないはずもなく、気付けばそれが移っていた。
じっと見つめられれば、顔は赤くなるし(幸い肌が黒いからバレづらい)、
笑いかけられれば、ドキリと胸が音を立てるし。
冗談！？ドッキリとか！？となかなかボリュームを抑えてくれないアキの唇に人差し指を置いた。
「……うん、いつも頑張ってるご褒美、たまには息抜きもええんちゃう？」
あと静かにしてな、と咎める。
優太とナツにジロジロ見られてるやん、アイツらうるせーな！って顔で。
だけど、ご褒美ってのはあくまで口実で。
単純に好きな女の子をデートに誘いたかった。
*
___「へえ、バレたらまずいんじゃないの？」
「うわ〜、生徒とデートとかやらし〜！」
「生徒ってか、後輩やし！」
明日は三人とも用事がないから、と勤務終わりに晩飯を食べに。
ナツは心配してくれてるみたいやけど、優太に至っては最低だ、やらし〜！ってなんやねん。
「生徒なんだよ？分かってる？」
「まあ、ナツ、仕方ないじゃん、だって廉好きなんだろ？あの子のこと」
「……まあ、な」
仲間内で好きな子を打ち明けるのってこんなに恥ずかしかったっけ、
思わず上昇する体温を下げるために、グラスに入っていたメロンソーダをストローを取って飲み干した。
「……飲みもんとってくる」
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清良(プロフ) - お疲れさまでした！！塾シリーズほんと大好きで、伏線というか、みんなの関係性を統一するのって大変だと思うのですが、綺麗に書かれていてすごいな、かっこいいなと思いました！Twitterやってないので、ひっそりと応援してます！ (2019年6月23日 8時) (
レス) id: 7cb81e8898 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=blueao5&scr=novel/jeyuto01...
作成日時：2019年5月18日 22時
