7番ブースの恋 ページ41
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___『あれ、永瀬先輩？！』
「あ、アキやん、」
大学を入学して先輩に紹介してもらったここは塾やった。
人の良さそうな塾長に研修をしてもらって、教室の中を覗いていると、聞き覚えのある声、……卒業した高校の後輩に声を掛けられた。
「あ、そっか、永瀬くんも西高か、」
「あ、はい」
「じゃあ担当してもらおっかな、ちょうどアキさん担当の先生やめちゃったんだよね」
初めての担当の子が思いっきり知り合い、良かったような、良くないような……。
アキの方を見ると、一瞬驚いたように目をぱちぱちとさせて、すぐに嬉しそうに頬を緩ませた。
『やった、永瀬先輩だ』
「ここでは永瀬先生やない？」
『……うん、永瀬先生』
なんか慣れないです、と恥ずかしそうに目を伏せる。それを見てドキリと胸が音を立てた。
高校時代、そこまで関わりが多かったわけやないけど、人懐っこいアキは顔を合わせる度に挨拶をしてくれて、
正直高校を卒業したら一切関わることなんて無くなるんやろな、なんて思ってたんやけど。
『永瀬先生、私先生と同じ大学目指してるんですよねー、』
「へえ、じゃあまた後輩になるわけなんや？」
『それは先生にかかってますね、』
プレッシャーかけんといてや、と後頭部に手をやる俺を見てくすりと笑った。
「じゃあ、仲良くやってね」
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清良(プロフ) - お疲れさまでした！！塾シリーズほんと大好きで、伏線というか、みんなの関係性を統一するのって大変だと思うのですが、綺麗に書かれていてすごいな、かっこいいなと思いました！Twitterやってないので、ひっそりと応援してます！ (2019年6月23日 8時) (
レス) id: 7cb81e8898 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=blueao5&scr=novel/jeyuto01...
作成日時：2019年5月18日 22時
