Story19 ページ19
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自分でもなんでこんなに必死になって走ってるのかわかんない。
でもなんか、那須くんを今のまま放って置いちゃ、先生としてダメな気がして。
……ううん、本当は誤解を解きたかっただけかも。
『あと一ヶ月だけだから、仲良くやってよ』
「……はい、」
『じゃあ、気をつけて帰ってね』
さよなら、と背を向けて歩き始める那須くん。
ボーッとそれを見ていると、ズキリと踵が痛む。
あ、また靴擦れしちゃった、那須くんのせいだよ、と心の中で呟いた。
*
___「忘れ物届けられた〜？」
『元はと言えば優斗先輩が……！』
4番ブースの椅子に座ってくるくると回っている優斗先輩、……やっぱり苦手だよ、那須くん！なんか軽いもん、チャラいもん。
優斗先輩を無視して片付けをして、控え室に戻る。
「あれ、春瀬ちゃん踵血出てるよ？」
『あ、井上先生、お疲れさまです』
「はい、持ってるかもしれないけど絆創膏、」
うう、井上先生天使だ……！
ありがとうございます！とお礼を言ってお手洗いに向かう。
はぁ、と吐いた深い溜息。
ストッキングを脱いで絆創膏を貼った。
傷は塞がったけど、やっぱり痛くて、なんだか無性に能天気なひーくんの顔を見たくなった。
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清良(プロフ) - お疲れさまでした！！塾シリーズほんと大好きで、伏線というか、みんなの関係性を統一するのって大変だと思うのですが、綺麗に書かれていてすごいな、かっこいいなと思いました！Twitterやってないので、ひっそりと応援してます！ (2019年6月23日 8時) (
レス) id: 7cb81e8898 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=blueao5&scr=novel/jeyuto01...
作成日時：2019年5月18日 22時
