Story17 ページ17
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授業の終了を知らせるチャイムが鳴って、待ってました！とばかりに優斗先輩がブースに顔を覗かせる。
「よ、Aちゃん、那須、仲良くやってる？」
『うわ、優斗先輩』
「あ、お久しぶりです」
使ってなかった真後ろのブースから椅子を引っ張ってきて座った。何？居座るの？
『なんでいるんですか？』
「その反応ひどくね？！」
『いや、別に……』
最初は那須くんなんてヤバい生徒押し付けやがって……！と思っていたけど、那須くんとの週一回の戦いは結構楽しいし、何より勉強になる。
「ほんと可愛くねえ後輩だな？！」
おりゃおりゃ！と頭のぐしゃぐしゃと撫でられ、背中に冷や汗が伝う。
那須くんの前なんですけど、ハルちゃんにチクられますよ？
「……優斗先生と春瀬先生の方が仲良くやってんじゃないですか？」
数オクターブくらい低くなった那須くんの声。
『いや、そんなことないけど！』
「……あぁ、先生の好きな人って優斗先生か、せっかく忠告したのに」
ここ数回の授業で積み上げてきたものがガラガラと崩れていくように、冷たい視線を向けられる。
違う、優斗先輩のこと好きじゃない。
「優斗先生も酷いですね、この間ハルに黙って春瀬先生とデートして」
軽蔑しました、と言い放って教室を出ていく。
勘違いなのに、ぞくりとするような那須くんからの言葉に、視線に、身体が動けなくなって、ただ唇を噛んだ。
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清良(プロフ) - お疲れさまでした！！塾シリーズほんと大好きで、伏線というか、みんなの関係性を統一するのって大変だと思うのですが、綺麗に書かれていてすごいな、かっこいいなと思いました！Twitterやってないので、ひっそりと応援してます！ (2019年6月23日 8時) (
レス) id: 7cb81e8898 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=blueao5&scr=novel/jeyuto01...
作成日時：2019年5月18日 22時
