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39話 ページ43

不死川視点





アイツは何言ってんだ!と、最初は思った。




鬼なんてどれも一緒だ。




だが、アイツの連れている鬼は他の鬼と何かが違った。




人間を喰ったこともあったと言った瞬間、コイツらも一緒かと思った。





だが、今は人間は喰わず普通の人間の様に食事をしていると言った。




そんなこと信じれるわけないだろ。




だから、気に入らない竈門妹の時と同じ様に俺の血を差し出した。



だがアイツらは、見向きもしなかった。




むしろ、嫌そうな顔をした。




人間を喰ってた癖にだ。




そして、下弦の壱や伍になっているにもかかわらず。




だが、そいつらは剥奪されてると聞いた。




なんでかは分からない。






竈門妹の様に、何かしらのことがアイツらに起こってるんだろう。







日の下にも出れるみたいだしな。





アイツの言ってた言葉は全て正論だった。





俺達は何のために戦ってるんだ。




俺達が戦っている時に他の所にも鬼が出て襲っている。




間に合わないのは事実だ。




俺たちがどう足掻こうが鬼は待ってくれない。





「クソっ!!」




俺にもっと力があれば弟も鬼殺隊に入らなかった。







弟が鬼殺隊に入ったと知った時、何故こっちに来たんだ。




お前は、幸せになれ。



家庭を持ち、好きな人とずっと暮らして幸せに暮らしてくれればそれで良かったのに。






だから、俺はアイツを突き放す。







そうすれば、アイツは鬼殺隊をぬけてくれるかもしれないからだ。




なのに、アイツはやめない・・・。







クソクソクソ!!






「クソ野郎!!」





「やめて、幸せになってくれ・・・」



それが俺の願いだ。




ただ1人の弟の幸せを願う。





兄として・・・。




ドンっ




???「っ!」



「っ!悪ぃな」




顔を上げると




っ!


あの時の、鬼と・・・



「A」



貴『あ、覚えてて貰えてたんですか』


当たり前だ。


???「こんにちは」



貴『この子は、魘夢って言うんです』



「もう1人の鬼は・・・」



貴『累の事ですか?



遊び疲れて、寝てるので




その間に買い物に』




「そうかよ」




貴『ちょっと、いいですか?』



「あ?」




貴『何かに悩んでいらっしゃったようなので、お話聞きますよ。




人に話すとスッキリすることもあるので』




「話すことなんてねぇよ」



貴『そうですか?


なら、話したくなったらぜひ来てください』

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流星 - とても面白くてウルッと来る作品で最初からずっと食い入るように読んでました!!続編楽しみに待ってます! (2023年5月1日 17時) (レス) @page50 id: 650a6b2ab9 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 続きが速く見たいです (2022年9月18日 17時) (レス) @page50 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
もちを愛す者 - あらやだ!!BLじゃないの~!(オカマ)お姉さん大好物よ~!← (2020年8月7日 4時) (レス) id: edd235e4c2 (このIDを非表示/違反報告)
- この作品とても面白いですね、最高です^ - ^ 続き楽しみにしてます 更新頑張って下さい、応援してます(^-^) (2020年5月7日 1時) (レス) id: ffca10f92f (このIDを非表示/違反報告)
イロナツ(プロフ) - たっ、炭治郎!?お前、それはBL展開に成るからやめろ! (2020年5月4日 15時) (レス) id: 7e1b00660a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月蝶ルーナ | 作成日時:2020年4月11日 16時

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