お前達は、何様だ

38話 ページ42

時透視点



あの柱集合会議の後・・・。






あの人の言ったことが衝撃すぎて







頭が真っ白になった。






何も考えれないほどに。








忘れてしまう僕だけど、流石に忘れなかった。






あの人の存在は、誰とも違う何かがある。




鬼だからと言って、全く偏見がなかった。







ただ、自分の拾った鬼がそうだったから？




たまたま、そう思ってる？




違うんだと思う。




だって、彼は・・・。







彼と一緒に居る鬼は、とても温かい。





それでいて、優しい。




そういう鬼も居るんだなって思った。




けれど、僕達がそう思うのは彼が連れている鬼だけ。




それ以外は、斬り捨てる。




だから、信じれなかった。




Aさんが、鬼殺隊に入らないなんて・・・。



気分が沈んだ・・・。




この気持ち・・・なんだっけ？




ただ、一緒に居れないのが凄く悲しくて・・・






それでいて、辛い・・・。





この感情は・・・なんだろう？





でも、あの鬼達はずっと一緒に居れるから狡いよね。




僕だって一緒に居たいのに。




鬼殺隊の仕事、一緒にしたいのに・・・。





あ、そっか・・・。





「鬼殺隊に、入らせるようにすればいいんだ。



あの人の実力なら、柱にも匹敵する・・・。




むしろ、柱に直ぐになれるかも」




うん。




そうと決まれば、お館様のところにいかないと。





どうせ、皆同じこと考えてるだろうから。








A・・・さん。




・・・・・・。









A・・・。









ぼふんっ






どくんどくん




っ！なんなの？この胸の高鳴り。








顔も熱いし。




病気？





考えても分からない。



考えても考えても、この気持ち・・・。









でも、悪くない。




不思議と、嫌な感じがしないから。




まぁ。とにかくお館様を説得しないと。



考えるのはあとにしよ。



Aと戦えるのが楽しみだな。



後日談



お館様のところに行ったのはいいけど、ほかの柱の皆まで居たからビックリした。



全員集合してたね。


まぁ、それだけAにかけてるんだよね。



早く同じところに立たないかな？




Aのそばに居たら幸せを感じれるよね？


今度、ふろふき大根を一緒に食べに行こ。


お館様に、屋敷貰ってると思うから会いに行こ。


楽しみだな。



そして、Aの好きなものを一緒に食べれるし。


いい日になればいいな。





待っててね。

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