お前達は、何様だ

20話 ページ21

竈門視点


俺も休もうと思って、藤の家まで行った時





富岡さんを藤の家の前で見かけた。



3人の知らない人を連れて。



でも、2人の人から鬼の匂いが薄らと匂った。



ほぼ、人間の匂いで近くに行かないと分からないくらい薄い匂い。




鬼から人間に戻せる希望が持てた。




だから、その人に質問をした。




そうしたら、



貴『1つ目の質問だが、YESだ。




累達は俺の家族だからな』



と、言った。



この人も、身内を鬼にされたのだろうか？




貴『累達は俺とは血が繋がってはいない。




だが、家族なのには変わりはない。



人を喰ったがこうして、更生してくれた。




今では、人間は食べたくないっという程にはな』



驚いた。


貴『2つ目の質問だが、それは分からない。




ただ、鬼にも色々な鬼がいる。



お前の木箱に鬼が入っているのは累達も気づいている』



あ・・・。



貴『ただ、ここでは出さない方がいいだろう。



中に入ってから、もう一度話そう』



「はい！」



この人は、信用ができる。



器が、でかい人だ。




累「・・・」



魘夢「・・・」



この人達も信用ができる。



初めて会うのになんでかは、分からない。




でも、本能でそう感じとれる。




もしかしたら、この人達は裁判に行くんだと思う。




鬼を連れている時点で裁判にかけられる。




俺がそうだったからな・・・。



あの人は柱として認めないけどな！！むん！！



でも、この人なら柱の皆さんは認めてくれる気がする。




そのくらい、凄い人だと匂いでもわかる。




この人は縛られることを嫌いとする人だ。




貴『・・・ぃ』




禰豆子と仲良くしてくれるだろうか・・・。





貴『ぉ・・・い。



おい！聞いているか？』




はっ！！




「す、すみません！！


考え事してました！！」




貴『いや、別にいいんだが。




あまり無理するなよ』




この人は・・・



「ありがとうございます！」




やっぱり、凄い人だ。



「あ、俺は竈門炭治郎と言います！！」




貴『俺は、Aだ。



神咲路 A。



Aでいい』




やっぱり、この人は選ばれし人だ。




貴『竈門でいいか？』




「あ、炭治郎って呼んでください！！」



俺は、気づいたらにそう言っていた。



この人には名前で呼んで欲しい。



苗字じゃ嫌だ。



貴『炭治郎』


ドキッ！



ん？この、胸のドキドキはなんだ？



病か？



顔も熱い・・・

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