お前達は、何様だ

番外編 魘夢と累のサプライズ ページ35

累視点


今日、僕達はA様にいつもお世話になってるから、A様にお礼がしたいんです。




でも、驚かせたいから魘夢と頑張って隠し通します！！！





えへへ、A様、どんな顔されるのかな？


楽しみー！！






魘夢「何するの？」



「えっとねー。




・・・何かある？」



はぁ？とした顔をする魘夢。



魘夢「僕は、料理作りたい・・・」



料理か・・・。



「何するの？」



そう、何するかにもよる。





魘夢「琥珀糖・・・」




「ん？琥珀糖？？」



あー！！！A様が好きな甘味だ！！



「いいよ！！それいい！！！



作り方とかは？」




魘夢「ここに、作り方の紙がある・・・。



この間、A様と琥珀糖買いに行った時に作り方聞いたよ。



おじさん達が準備してくれてる」



早い、行動が早い！！



でも、



「じゃあ、琥珀糖で決まり！！




頑張って、作ろー！！」




「「おーーー！」」





それからの、行動は早かった。



おじさん達の所に沢山通いつめた。



おじさんのところ通って、何週間も過ぎてた！



おじさん、本気で優しい！！





でも、めちゃくちゃ難しくて・・・。



ボロボロになっちゃう・・・。




「・・・ｸﾞｽ」


もう、泣けてきた。


おじさん「大丈夫だよ。



失敗しても気持ちがこもってるんだから。



Aくんも、喜んでくれるさ」



おじさん・・・。



「うん！」




おばさん「まぁ、魘夢くん上手になったわね！」


おじさんの奥さんだよ。




って、え？


魘夢が上手？





「見せて！！」



わー、すごくキラキラしてる・・・。



美味しそう・・・。




よし！！！



僕だって・・・。




そう意気込んだけど、やっぱり・・・。





「向いてないのかな？」




そのまま、今日は帰宅した。




そしたら、A様が。




貴『どうしたんだ？』



と、話しかけてきてくださったけど・・・。




貴『言いたくないことは言わなくていいが・・・』




逆に、心配されちゃった・・・。





「うん」


忙しい、A様のために・・・。



魘夢「・・・」


魘夢がこっちを見ている。



「何？」


魘夢「作り方のコツ、教えるから一緒に作ろう？」



え？


「なんで？」


僕は、聞いた。



魘夢「A様に喜んでくれるためにやってる。



累がそんな顔してたらA様を喜ばせない」



魘夢・・・


前なら、癇癪起こしてたけど今は・・・


「うん」

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