お前達は、何様だ

12話 ページ13

？？？視点



確か、この村のはず・・・。


ガヤガヤ



なのになんだ、この何事もないような雰囲気は・・・。






？？？「自分たちが危険だって、自覚がないのか？」





いや、藤の花の香りが至る所から香っている。






「ねぇ、あれ・・・」




「知ってるわ。



鬼殺隊でしょう？」




「やーね、今更来られても迷惑だわ・・・」





そう、ご婦人たちは言っていた。





「ていうか、善悪の区別を付けて欲しいわ。




鬼でもいい子がいるのにね・・・」




何だと？



そんなことはありえない。



「どうする？」




「決まってるでしょう？





彼等に害がないように対処しなきゃ。






私達が守ってもらってるのは鬼殺隊じゃないしね」




は？


どういうことだ・・・。




「それもそうね。




ていうか、あの方の言ってた通りね」






「ええ、本当に事がおきてから来るのね。





おきる前に対処して欲しいくらいだわ」




さっきから、あの方あの方って一体誰のことだ。








くそ、そこさえわかれば・・・！








「あの人、連れていこうとか考えてるのかしら？(ﾋｿ」




「そうとしか考えれないわよ(ﾋｿ」




なんだ？





？？？「悪いが、そのあの人という人のところに連れていってくれるだろうか？」








「どうする？」





「嫌よ」





「どうして、あなたを連れていかないといけないのかしら」




「不愉快だわ。



そう言って、連れていこうとか考えてるのでしょう？



なんて、自分勝手」




「連れて行ったとしても返してくださいね。





彼等は大事な家族ですから。






鬼殺隊なんてところに・・・ｹｯ」





鬼殺隊、嫌われてるのか？





だが、俺は嫌われていない・・・。









？？？『どうしたんですか？』





目麗しい男が立っていた。





「Aくん！」




そう思っていると、一人の女性が彼の名前を呼んだ。




？？？『なんですか？』





訳の分からない顔をした青年。





「この方がね、あなたに用事があるんですって！」







如何しげにコチラを見てきた青年。








？？？『なんでしょうか？』







コイツが、今回この騒動を解決したのか・・・。






？？？『あの・・・』






「俺は・・・冨岡義勇・・・お前が鬼(を倒したの)か？」



？？？『は？



何言ってんのお前・・・』



なぜ怒った？


冨岡視点終わり

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