9-29(2022/06/04訂正) ページ30
私が来てからというもの、諸泉さんがずっと心配そうな迷惑そうな表情をしているので、少し気になって目を伏せながら問いかけてしまう。
「諸泉さん…あの、やっぱり私がいるとご迷惑ですか…？」
諸泉『え？！あ、いや…そ、そんなことはないですけど…』
「私、みなさんとたくさんお話がしたいんですけど…」
両手の指先をいじいじとしながら諸泉さんを軽く見上げた。
諸泉『わ、分かりました…分かりましたからそんな顔で私を見ないでください…』
片手で頭を抱え、もう片方の手で私の顔が見えないようにする諸泉さん。
雑渡『それじゃあみんなでお団子食べようか。Aくんこっちにおいで』
雑渡さんが手招きしてくれるのでそろそろと近付く。隣に座れという事だろうか…と思いながら、ちょこんと雑渡さんの隣に腰を下ろした。
雑渡『んー…そっちじゃなくてこっちね』
そう言うと彼は私をヒョイっと持ち上げ、胡坐をかいている自分の足の間にストンっと下ろした。
状況が読み込めない私は暫くの間目をぱちぱちとさせていたが、周りにいるみんなの視線が痛く徐々に頬に熱が集中し始める。
彼の体が大きいこともあり私の体はすっぽりと収まってしまっている。
「あの…雑渡さん…」
雑渡『どうしたの？』
「いや、どうしたもこうしたも…ここに座らないといけない意味って何でしょうか…」
雑渡『私がこうして欲しいから』
え、それだけ？私的感情じゃん。
伏木蔵くんとかが雑渡さんのここに座るならまだ可愛いし何とも思わないけど…私はさすがに恥ずかしいんだよなぁ。
そんな私を他所に彼は部下に団子を二つ持って来るように頼んでいる。
雑渡『はい。お団子』
「あ、ありがとうございます…」
彼からお団子を受け取るが、緊張で手が少し震えていた。
すると彼は私の頭に大きな手を置くと優しく撫でてくれる。
雑渡『そんなに固くならなくても、取って食べたりはしないよ』
いや、ここに座っていることで恥ずかしさからの緊張なんですけどね？
なんて言えないし、雑渡さんの大きな手に安心感を覚えた私は素直に身を預けることにした。
雑渡『ここのお団子は美味しいんだよ。たくさん買ってきたから忍術学園のみなさんにもお土産に持って帰ってね』
「ありがとうございます。でも…頂いていいんですか？」
雑渡『構わないよ。…最初からこうするつもりだったからね』
「え…最初からって…」
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あい(プロフ) - またいつでもいいので風魔流忍術学園も出してほしいです (2022年4月3日 14時) (
レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - りっかさん» 最終回までお付き合いするつもりです！！ スタイルめっちゃ良いの羨ましい (2022年4月3日 10時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
りっか(プロフ) - あいさん» 背高すぎじゃないですか？笑 あとスタイルよすぎw くの一回もう少し増えて欲しいですよね(^q^)ありがとうございます！とりあえずありきたりな話で申し訳ないんですが、お付き合い頂けると嬉しいです( ˇωˇ ) (2022年4月3日 9時) (レス) id: 0377dfb93e (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 私もゆきちゃん達が乱太郎より年上だとは、、でもよく見たら背がね、、www くのいち大好きなんですよ 可愛いから 可愛いすぎて爆発する、、 今回も面白いです いつも楽しみにしてて明日学校とか頑張ろうって思います 続き待ってます (2022年4月1日 22時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
りっか(プロフ) - 兵庫さん» ありがとうございます(´∀｀*)幸せであって欲しいです本当に〜私が幸せにします(なんのこっちゃ)引き続き宜しくお願い致します(*´∀｀*) (2022年4月1日 20時) (レス) id: 0377dfb93e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りっか | 作成日時：2022年3月14日 21時
