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やっぱり舞鶴だった。嬉しい…とっても嬉しい!!
約束通り手紙をくれたことも嬉しいが、舞鶴にまた会えることが何よりも嬉しい。
包みに入っていた牡丹文様の反物を胸元でぎゅっと抱き締める。
そんな私を見て利吉くんは口元に手を当てて笑っていた。
利吉『その様子から察するに、舞鶴姫様と会う約束でも出来たのかい?』
「うん!そうなの!この反物で着物を作ってね、それを着てお出かけするの!しかもお揃いなんだって!どうしようすっごく嬉しい!」
女友達とお揃いの物を持ったり身に付けたりすることに憧れていた私は興奮気味に利吉くんに話す。
「早く作んなきゃ!えっとえっと…山本シナ先生なら作り方知ってるよね?!掃除してる場合じゃない!!早く行かないと…っとと!?」
利吉『A、落ち着くんだ。君はとりあえず事務の仕事をしないといけないんだろう』
勢いのままくの一教室へと向かおうとすると、首根っこを利吉くんに掴まれた。
そして苦笑いを浮かべながら私を見る彼の姿にハッとする。
「あ…そうでした」
利吉『全く…荷物は私が君の部屋に置いておくから、Aは仕事の続きをすること。分かったか?』
「はーい…ありがと!」
私は急いで事務の仕事を終わらせて、反物を持って山本シナ先生の元へ急いだ。
そして着物の縫い方を教えてもらい、夜も寝ずに着物を作った。そのかいもあり、二日で縫い終わった私は舞鶴に手紙を書いた。
その後から舞鶴とは手紙を頻繁にやり取りし、月に一度は絶対に会う仲良しの友達になった。
しかし私は浮かれていた。そして知らなかった。この出来事がきっかけで後々、最悪な事態を迎えるということを。
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あい(プロフ) - またいつでもいいので風魔流忍術学園も出してほしいです (2022年4月3日 14時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - りっかさん» 最終回までお付き合いするつもりです!! スタイルめっちゃ良いの羨ましい (2022年4月3日 10時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
りっか(プロフ) - あいさん» 背高すぎじゃないですか?笑 あとスタイルよすぎw くの一回もう少し増えて欲しいですよね(^q^)ありがとうございます!とりあえずありきたりな話で申し訳ないんですが、お付き合い頂けると嬉しいです( ˇωˇ ) (2022年4月3日 9時) (レス) id: 0377dfb93e (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 私もゆきちゃん達が乱太郎より年上だとは、、でもよく見たら背がね、、www くのいち大好きなんですよ 可愛いから 可愛いすぎて爆発する、、 今回も面白いです いつも楽しみにしてて明日学校とか頑張ろうって思います 続き待ってます (2022年4月1日 22時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
りっか(プロフ) - 兵庫さん» ありがとうございます(´∀`*)幸せであって欲しいです本当に〜私が幸せにします(なんのこっちゃ)引き続き宜しくお願い致します(*´∀`*) (2022年4月1日 20時) (レス) id: 0377dfb93e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りっか | 作成日時:2022年3月14日 21時