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庄左ヱ門『…でも、僕が一番最初ってことを忘れないでくださいね』
すると庄ちゃんが少しだけ不服そうな顔をしていることに気付く。
最初は二人だけの秘密だったのにいつの間にかみんなにも知れ渡っていればそりゃこんな顔にもなるよね。
「もちろん!庄ちゃんも私のことをこれからもお姉ちゃんって呼んでね」
庄左ヱ門『…はい!』
「よーし…それじゃあ、みんなで端午の節句の準備をしよー!」
みんな『おー!』
土井『いつもの賑わいが戻ってきましたね』
山田『そうだな。やはりAくんはこの学園の要とも言える存在だな』
みんなで食堂へ向かう中、私は振り返りながら先生方に声をかける。
「山田先生、土井先生ー!先生方もお手隙ならお手伝いして頂けると嬉しいでーす!」
土井『分かったー!それより前を向いて歩かないと危ないぞー!』
「大丈夫でー…っ、ぅひゃああああああ!?」
土井先生の忠告も虚しく、突如浮遊感に襲われると同時に視界が真っ暗になる。
落とし穴に落ちたと理解するまでに時間は掛からなかった。
山田『Aくん!?』
左近『A先輩?!大丈夫…ぅわあぁああぁああ!』
乱太郎『左近先輩!Aせんぱ…ぅわあぁああぁああ!』
すると遠くから左近くんと乱太郎くんの悲鳴も聞こえてきたのでおそらく二人も落とし穴に落ちたのだろう。
なんてったって保健委員会だもんね。
きり丸『さすが保健委員会…』
団蔵『というか、A先輩も不運になってきてない?』
兵太夫『言えてる』
三郎次『そんなこと言ってるバヤイか!早く縄梯子を持って来い!』
左近・乱太郎『これが保健委員会のお約束ですから〜!』
「あはは…いつもの日常だな〜…」
いつもの騒がしい平和な日常。
私は平和ボケしたこの日常を大事に過ごして行こうと落とし穴の中で密かに思っていた。
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あい(プロフ) - またいつでもいいので風魔流忍術学園も出してほしいです (2022年4月3日 14時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - りっかさん» 最終回までお付き合いするつもりです!! スタイルめっちゃ良いの羨ましい (2022年4月3日 10時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
りっか(プロフ) - あいさん» 背高すぎじゃないですか?笑 あとスタイルよすぎw くの一回もう少し増えて欲しいですよね(^q^)ありがとうございます!とりあえずありきたりな話で申し訳ないんですが、お付き合い頂けると嬉しいです( ˇωˇ ) (2022年4月3日 9時) (レス) id: 0377dfb93e (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 私もゆきちゃん達が乱太郎より年上だとは、、でもよく見たら背がね、、www くのいち大好きなんですよ 可愛いから 可愛いすぎて爆発する、、 今回も面白いです いつも楽しみにしてて明日学校とか頑張ろうって思います 続き待ってます (2022年4月1日 22時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
りっか(プロフ) - 兵庫さん» ありがとうございます(´∀`*)幸せであって欲しいです本当に〜私が幸せにします(なんのこっちゃ)引き続き宜しくお願い致します(*´∀`*) (2022年4月1日 20時) (レス) id: 0377dfb93e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りっか | 作成日時:2022年3月14日 21時