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タカ丸『Aちゃん、僕たちも一緒に良いかな〜?』
「タカ丸くん!…ん?たち、ってことは…」
聞き慣れた声に振り向くと、タカ丸くんが片手を顔の横まで上げて私に尋ねてきていた。それと同時に嫌な予感がする。
滝夜叉丸『お察しの通り、この滝夜叉丸が参加すれば小川にいる魚を1匹残らず獲ってご覧にいれましょう!』
三木ヱ門『はっ!お前が魚と勘違いされないようにせいぜい頑張るんだな』
滝夜叉丸『三木ヱ門。今、私のことを魚みたいな顔だと馬鹿にしただろう?そういうお前こそ、そこら辺の石と変わらないのだから見向きもされず一人で佇んでいるがいい!』
三木ヱ門『だぁれが石だってぇ?!』
滝夜叉丸『最初に魚みたいだと言ったのはお前だろう?!』
ほらやっぱり喧嘩始まった!
2人の間に入って慌てて喧嘩を止めに入る。
私はあと何回この2人の喧嘩を止めたら良いのだろうか…。
「はい、2人とも!喧嘩するなら仲間に入れてあげないよ」
三木ヱ門『Aさん…!』
滝夜叉丸『しかし、三木ヱ門が…』
「しかしもお菓子もない!仲直りするの?しないの?」
三木ヱ門『…分かりました。ここはAさんの顔に免じて許してやる』
滝夜叉丸『それはこちらの台詞だ。海のように心が広い私に感謝しろ』
「もう、口を開いたらすぐ喧嘩するんだから。はい、こうやって2人とも仲直り!」
私は2人の手を取って無理矢理握手をさせた。そしてその後念を押す。
「次喧嘩したら遊ばないからね!いい?分かった?」
三木ヱ門『は、はい…』
滝夜叉丸『分かりました…』
「うん!じゃあ、私と三木ヱ門と滝夜叉丸の3人の約束ね。はい、指切りげんまんっ」
2人の手の小指に自分の小指を絡ませて指切りをする。多少強引だが、ここまでしないとおそらくずっと喧嘩したままだ。
三木ヱ門・滝夜叉丸
『は、はい…(指切りげんまんって…か、可愛い…!)』
何だか2人がポケーっと私を見ている気がするけど…大丈夫かな。
不思議に思っていると、またもやこちらに近付いてくる面々がいた。
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りっか(プロフ) - 銀蘭さん» ありがとうございます!ありがとうございます!ここまでお読み下さって本当にありがとうございます( ´:ω:` )本音言うとコメントお待ちしておりました(笑)お褒めの言葉で胸がいっぱいです!これからもどうぞよろしくお願いいたします!! (2022年1月23日 12時) (レス) @page48 id: 0377dfb93e (このIDを非表示/違反報告)
銀蘭(プロフ) - 読み切ってしまった…!!!。゚(゚´ω`゚)゚。すごく面白くて、幸せになります…!これからも応援してます!頑張ってください! (2022年1月23日 9時) (レス) @page44 id: 24ba71a32a (このIDを非表示/違反報告)
りっか(プロフ) - あいさん» ああああありがとうございます!!!!!!涙ちょちょ切れます!!!!初コメントでテンション爆上がりです😭😭これからも励みに頑張りますのでよろしくお願いいたします!! (2022年1月21日 20時) (レス) id: 0377dfb93e (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - これすっごく面白いです!! 更新頑張ってください! 応援してます (2022年1月21日 17時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りっか | 作成日時:2022年1月15日 9時