【忍たま】事務員兼何でもお助けピンチヒッター係って何だよ？！その４(春編)

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お昼ご飯の時は1年は組の子たちと一緒にっていう約束だったので、私は今1年は組の良い子達と共にお弁当を食べている。

しんベヱ『ん〜！これもあれもそれも全部美味しい〜！』

乱太郎『ちょっとしんベヱ…全部食べないでよ？』

きり丸『A先輩の作った料理で金儲け出来そ〜アヒャヒャ！』

三治郎『きり丸ってばまた目が銭になってる』

「みんなに喜んでもらえて良かった。たーくさん食べてね」

みんなが美味しそうに食べている姿を見れて、昨日から頑張って作ったかいがあったものだ。

庄左ヱ門『でも、これだけの量をお1人で作られたんですか？』

「ううん、5年生のみんなが手伝ってくれたの。…あ、そうだ。みんな食べててね、私ちょっと5年生に用があるから」

そう言って5年生用に作っておいた甘いものを持って、彼らがいる所へ向かう。
彼らに近付くにつれて何やら楽しそうな会話が聞こえてきた。

勘右衛門『兵助、豆腐料理ばっかりじゃなくてこっちも食べてみろって美味しいから！』

八左ヱ門『そうだぞ、兵助。でも全部美味いから何を食べようか悩むよな〜』

兵助『無意識に豆腐を取ってしまうんだから仕方ないじゃないか〜…でも本当にどれも美味しい』

雷蔵『昨日のお昼と夜もだったけど、本当に美味しいよね(どれを食べても美味しいけど…どれから食べたらいいか悩むなぁ)』

三郎『そんな中に私の切った人参があるのが何か納得いかない…美味しいけど』

「みんなやっほ〜！美味しそうに食べてくれてるようで何より」

「美味しい」の単語が聞こえてきてとても嬉しくなった。
緩くなる頬が抑えきれずへらへらとしながら声をかけてしまう。

雷蔵『え、あ、Aさん？！』

兵助・雷蔵・三郎
『(今日はまた一段と可愛い…というより綺麗)』

そんなこと思われてるなんてつゆ知らず、私は兵助くんと雷蔵くんの間にスっと座った。

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