【忍たま】事務員兼何でもお助けピンチヒッター係って何だよ？！その４(春編)

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私服で来なさいと学園長に言われたので、押し入れから桜模様の小袖を引っ張り出す。
それを身に纏うと次は髪型をどうにかしなければと思い鏡台の前に座った。
低めの位置にお団子にして、緩めのシニヨンヘアにする。

「…あ、仙蔵くんに貰った簪付けて行こうかな」

そう思い、木箱に大事に保管してある簪を取り出す。
纏めた髪に簪を挿すとこれだけで少し大人っぽく見えるのだから凄い。

「う〜ん…紅だけ塗ったがいいかな〜…でもまだ時間あるから…化粧してみる？」

ユキちゃん達から借りている化粧道具一式を取り出して、教わった通りに化粧をしてみる。

「…うん、上手くできたんじゃないかな」

少し自信ないけど、まぁ、大丈夫でしょう！
まだ時間はあるが皆が集まったら出発するかもしれないので最低限の荷物を持ち部屋を出た。
門まで行くと、既に皆が集合していた。わ〜…凄い人の数…当たり前か。

乱太郎『…あ、Aせんぱ〜い！』

きり丸『あれ、A先輩、今日お化粧してます？』

しんベヱ『ほんとだ〜！いつもと雰囲気が違いますね〜』

乱太郎くん、きり丸くん、しんベヱくんが私に気付き声を掛けられると同時にその場にいた皆の視線が私に集中する。

皆『『『(うっわ…めっちゃ可愛い…)』』』

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