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小平太『よし！そうと決まれば私が1番だ！！』
文次郎『小平太待て！俺が先だ！！』
留三郎『うるせー！！お前はそろばん抱えて海で寝てろ！！』
文次郎『何だと？！』
仙蔵『そんなに騒ぐと貝が逃げるだろう。少し黙れ』
伊作『あいたたたた？！か、蟹が指を…？！』
長次『…もそ』
そう言いながらみんなが次々にバシャバシャと海に入って行く。
その様子をぽかんとした表情で見つめた。
「え、なになに？どしたのみんな…」
そんなに海に入りたかったのかな？
あ、それとも真珠を手に入れたいのかな？
私と同じで真珠を見てみたい気持ちが強くなっちゃったのかな〜…それにしてもみんな凄い気合い入ってるな…ちょっと怖い。
乱太郎『あ〜あ…先輩方、我を忘れてらっしゃる…』
きり丸『A姉ちゃんが絡むと直ぐこれだもんな〜…』
しんベヱ『ぼくは真珠より貝が食べた〜い』
「勘右衛門は行かなくて良いの？」
勘右衛門『あ〜…俺は…(真珠を見つけてAに贈るより、このまま手を繋いで2人で居るのもいいなとは言えない)』
隣にいる勘右衛門に問い掛けると、彼は人差し指で頬を掻きながら苦笑いを浮かべた。
すると、突然三郎くんと八左ヱ門が勘右衛門の両腕をそれぞれガシッと掴んできたので、自然と繋がれた手が解ける。
三郎『勘右衛門も勿論行くだろう？(矢羽音:お前、いつまでAと手を繋いでいるんだ。いい加減にしろ)』
八左ヱ門『真珠なんて滅多に拝むことが出来ないから貴重な体験だぞ〜(矢羽音:三郎の言う通りだ！2人きりになんかさせないからな！)』
勘右衛門『お、お前らな〜…！』
兵助『という訳で、ごめんね、Aさん。勘右衛門は借りていくよ』
「え？あ、どうぞどうぞ」
雷蔵『Aさんは危ないから浅瀬で待っていて』
そしてズルズルと引きずられて連れて行かれる勘右衛門の背中が何だか可笑しくて少し笑ってしまった。
「じゃあ、滝夜叉丸達と遊ぼうかな…」
6年生と5年生は真珠探しをするみたいなので、残った面子で遊ぼうと思い振り返るも乱太郎くんとしんベヱくんの2人だけが立っていた。
「あ、あれ…？滝夜叉丸達は？」
乱太郎『とっくの昔に海に入って行ったよ』
「え〜…」
きり丸くんも居ないのはお察ししますけど、滝夜叉丸達もそんなに真珠が欲しいのかな…。
取り残された私たちは思わず溜め息を吐き出す。
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にんじん(プロフ) - このシリーズ凄く好きです! 毎回キュンキュンしながら読んでます笑 お忙しいと思いますが体調に気をつけて更新頑張ってください、いつでも待ってます (4月16日 1時) (
レス) id: 418de6f4d8 (このIDを非表示/違反報告)
りと(プロフ) - Lynnさん» 本当に嬉しいお言葉ありがとうございます…！！コメント頂けるだけで励みになります(；；)これからもよろしくお願いいたします！！ (1月28日 20時) (レス) @page34 id: 56ce977426 (このIDを非表示/違反報告)
Lynn - りとさん» 新しく更新された27 28話見ました、２つとも面白かったですよ。はい、是非これからもまたいつか戸部様が出る事をお願いします！ (1月23日 21時) (レス) @page29 id: b7c4ae609e (このIDを非表示/違反報告)
りと(プロフ) - Lynnさん» きゃー！！！！ありがとうございます！！！！もうどうにかして戸部先生を出さなければと考えていたところこういうさり気ない気遣い出来そうなのって戸部先生では！？と思い出させて頂きました！！1度出させて頂いたのでこれからどんどん出させて頂きます！！ (1月23日 21時) (レス) @page29 id: 56ce977426 (このIDを非表示/違反報告)
Lynn - りとさん» 今、23 24話見ました。最推しの戸部様に「酒を飲みすぎると後が辛くなる、だから後に水を飲め」て言って夢主（自分）に気を遣うとこ、非常に良かったですし、大好きです。戸部様を出してくれてありがとうございます！ (1月13日 23時) (レス) @page25 id: b7c4ae609e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りっか | 作成日時：2023年8月27日 21時
