【忍たま】事務員兼何でもお助けピンチヒッター係って何だよ？！その17(夏編)

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鬼蜘蛛丸さんの言葉に思わず声を大きくしてしまった。
この時代に養殖真珠なるものがあったのだろうか。
いや、おそらくない。ということは天然ってこと！？
ひぇ〜…天然の真珠なんていくらするんだろう…。
あ…でもちょっと見てみたい気もする。

仙蔵『(珍しいな…Aがこんな反応をするとは)』

伊作『(基本的に大きく反応を示すことがないのに…真珠が好きなのかな？)』

長次『(真珠…実際に見たことはないが本で幾度となく目にはしている)』

小平太『(ほ〜Aは真珠が好きみたいだな！よし、私が見つけてやろう！)』

文次郎『(良い鍛錬になりそうだ。俺が見つけてやろう)』

留三郎『(こいつらの考えていることが手に取るように分かる…だがここは負けられん！勝負だ！！)』

兵助『(Aさんの珍しい反応を見ることが出来て嬉しいな…じゃなくて！みんなも何だかやる気だし、俺も真珠を見つけてAさんを喜ばせたい)』

勘右衛門『(てっきり真珠には興味無いと思ってたけど、やっぱり女子ってキラキラしたものとか好きなんだろうな〜)』

三郎『(あまり海に潜るのは好きじゃないんだけどな…ま、Aが喜んでくれるなら頑張ってみるか。雷蔵は…聞くまでもないか)』

雷蔵『(たぶん、みんな同じことを考えていると思う…けど、僕だってAさんに喜んで欲しいし、何よりあの笑顔が見たい。ここは迷わず海に潜るぞ！)』

滝夜叉丸『(真珠と私のどちらが美しいか。答えは決まっておろう…真珠を持った私だ！！！！だが、私より真珠が似合うのは後にも先にもAさん以外いないであろう…そうとなれば、真珠を持った美しい私がAさんに差し上げることで成り立つ方程式であり…グダグダ〜グダグダ〜)』

三木ヱ門『(普段は先輩方に遠慮してばかりだが、Aさんの笑顔を見ることが出来るなら…この田村三木ヱ門！何がなんでも真珠を勝ち取りに行く！！)』

喜八郎『(真珠っていくらするんだろう…)』

私が天然真珠のことを考えている他所で、他のみんながこんなことを思っているなんて微塵も感じていなかった。

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