【忍たま】事務員兼何でもお助けピンチヒッター係って何だよ？！その17(夏編)

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本日2度目の爆弾発言。
これは誰もが聞き間違いでは無い、そう確信した。
そして大好きだと言われた喜八郎はと言うと、先程までの不機嫌な顔は何処へやら、ぱあっと表情を明るくさせ目をキラキラと輝かせている。

喜八郎『Aさんは僕のことが好きなんですか？』

「うん」

喜八郎『戸部先生よりも？』

「そうね(素直に感情を表現出来るところに関しては)」

喜八郎『そぉ〜ですかぁ〜』

嬉しそうにほくほくとしている喜八郎は頬に添えられている彼女の手に頬を擦り寄せたあと、そのままその手を取り握り締めながら彼女の肩に頭を乗せてピッタリと密着した。
普段の彼女であれば体を硬直させ顔を真っ赤に染め上げているであろう。
しかしどうした事か、彼女は自身の肩に頭を乗せてきた喜八郎に対して頬を緩めると、自分も彼の頭に頬を寄せたのだ。
その姿はまるで恋仲同士、又は夫婦だ。

一部始終を見ていた他の連中は呆気に取られ誰一人としてその場から動けなかった。

乱太郎『ち、ちょっとAお姉ちゃんどうしちゃったの…？！』

きり丸『分かんねぇけど…先輩方への攻撃力は抜群だな』

三治郎『そもそも、Aお姉ちゃんってあんな喋り方だったっけ？』

兵太夫『そんなことより、いつの間に綾部先輩と恋仲になってたの？同じ委員会なのに気づかなかったんだけど…』

伊助『第三協栄丸さんから何か変な物でも呑まされたんじゃないの？』

団蔵『変なものって何だよ…』

庄左ヱ門『違うよ』

様々な憶測が飛び交う中で、唯一冷静な庄左ヱ門が口を開いた。

庄左ヱ門『Aお姉ちゃんは酔ってるだけだよ』

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