【忍たま】事務員兼何でもお助けピンチヒッター係って何だよ？！その17(夏編)

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「ほ、ほら！明日の魚釣りでたくさん魚釣って売りに行っちゃお？私も手伝ってあげるから！」

きり丸『その言葉忘れたら、いくらA姉ちゃんでも許さないからな』

腕を組んでふんっと鼻を鳴らすきり丸くんに小さく笑ってしまうと同時にホッと胸を撫で下ろす。

鬼蜘蛛丸『さぁ、早く帰りましょう。兵庫水軍特製の水軍鍋が出来ている頃でしょうから』

しんベヱ『水軍鍋〜！！ぼくがいっちばぁ〜ん！！』

鬼蜘蛛丸さんの言葉に目をギラギラさせながら走り出すしんベヱくん。
こういう時だけ足が速い彼の後ろ姿を目を細め見つめる。お昼にあれだけ食べていたのにも関わらず彼のお腹のキャパシティは限界を感じていないのが凄い…。まぁ、私も人のこと言えないくらいお腹すいてるんだけど。

それにしても季節に限らず鍋かぁ…鍋もいいけどお刺身も食べたいな。

鬼蜘蛛丸『Aさんには今朝捕れた魚で刺身をご用意していますよ。お刺身お好きでしたよね？』

「っ、はい！嬉しい〜！ありがとうございま、す…ご、ごめんなさい食い意地張っちゃった…」

鬼蜘蛛丸さんの言葉に食い気味に返事をしてしまった。
直ぐにハッとして恥ずかしくなった私はそれを隠そうと笑って誤魔化そうとするが、鬼蜘蛛丸さんを含めその場に居た全員が肩を震わせていた。

勘右衛門『(〜〜〜〜〜〜っ、かっわ！！)』

三木ヱ門『(無意識で出た笑顔も、自覚したあとの恥ずかしがっている顔も全てが愛らしい…！！)』

守一郎『Aさんはお刺身がお好きなんですね。俺、Aさんのことをまた1つ知ることが出来て嬉しいです！！』

「ちょ、掘り返さないで！」

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