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慌てて立とうとするものの足首に激痛が走り上手く立てず再び彼の上に乗りかかってしまう。
でもこんな所誰かに見られでもしたら絶対に面倒なことになるし何より恥ずかしい!!
心臓の音が彼に伝わっていないかヒヤヒヤする。
ど、どうしよう〜目がグルグルしてきた...。
留三郎『あー...A、ゆっくりで良いから上半身を上げてくれないか?そうしたら俺が下から抜け出すから...(そうじゃないと胸の感触が…)』
「あ、了解...」
彼の提案を素直に聞き入れ、足首を庇いながら腕の力を使って上半身を起こす。
私が上半身を起こしたことを確認した彼はそっと私の下から上へ抜け出していく。
良かった〜誰も来なくて...。安堵の息を吐き出すと共にふ、と自身の体を見る。
「え?!」
寝間着全部が今にもはだけ落ちそうになっておりギョッとしてしまった。
何でかと考える前に寝間着の帯紐が彼の足の下敷きになっておりズルズルと上へ引っ張られていることが分かった。
「まっ、ちょ...と、留三郎くん止まって!」
留三郎『ん?何だ、どうかした...あ?!』
私の静止の言葉に彼も今どのような状況か気付いたようで目をこれでもかとカッと見開き慌てて顔を背けた。耳まで真っ赤に染まった彼の顔を見て私まで熱くなってくる。
留三郎『す、すまん...わ、わざとじゃないんだ...その、ど、どうしたらいい?』
「だ、大丈夫...えっと、とりあえず足を上げて帯紐を取ってもらってもいい?」
留三郎『分かった...これでいいか?』
「うん。えっと...ちょっと待ってね、私が退いたh 喜三太『失礼しま〜す!Aお姉ちゃん、僕たちが作った松葉杖の使い心地は…はにゃ〜?』
しんベヱ『喜三太どうかしたの?あれ?Aお姉ちゃんと食満先輩、何してるんですか?』
平太『お、お二人はそういうご関係だったんですか〜…?』
作兵衛『け、食満先輩?!お、おめぇら!見んじゃねぇ!!』
守一郎『け、食満先輩とAさんが…』
留三郎くんから帯紐を受け取ろうとした刹那、医務室の障子が開き用具委員会の他のメンバーが私たちを見下ろしていた。
1年生の3人はキョトンとした表情を浮かべ、作兵衛くんと守一郎は見たらいけないものを見てしまったと言わんばかりに顔を青ざめていた。
タイミング悪すぎ!!!!
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のんさん(プロフ) - りっかさん» りょーかい!探して見る👀👀 (2023年1月17日 16時) (レス) id: fe8741111e (このIDを非表示/違反報告)
りっか(プロフ) - のんさんさん» アイコンは忍たまの30期の画像にしてる(した)〜名前はりっか、ricca7759どっちかで検索したら出てくるかな🤔 (2023年1月17日 11時) (レス) id: 478fa1c1b9 (このIDを非表示/違反報告)
のんさん(プロフ) - りっかさん» うそーーん!鍵ちゃうよーー!共通の人見つけれんかなぁwりっかちはアイコンと名前なにー?? (2023年1月16日 20時) (レス) id: fe8741111e (このIDを非表示/違反報告)
りっか(プロフ) - のんさんさん» のんちゃん見つからない!www鍵垢? (2023年1月16日 18時) (レス) id: 478fa1c1b9 (このIDを非表示/違反報告)
のんさん(プロフ) - りっかさん» わーいぃぃ!www 私の垢教えようか...!のんたんって検索して、シナモンのアイコン!プロフ見たら5/10 って書いてる!守一郎がいたら完璧にそれだ!ww (2023年1月16日 16時) (レス) @page48 id: fe8741111e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りっか | 作成日時:2022年11月5日 11時