【忍たま】事務員兼何でもお助けピンチヒッター係って何だよ？！その14(夏編)

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その場をゆっくりと後ろ向きで離れるAたち。後ろ向きで歩いていた為、後ろに木があると気付かなかったしんベヱが木に背中をぶつける。そして運悪く小さな枝が背中に軽く突き刺さったものだから痛みで声を上げた。

しんベヱ『いったぁ〜！』

しんベヱの声を聞いたA達はもちろん、ドクタケ忍者も驚いた表情を浮かべた。

雪鬼『誰だ！』

そしてA達の元へ近付いてくるドクタケ忍者。急いで逃げなければと思い踵を返そうとしたが、何を思ったのか乱きりしんの3人はドクタケ忍者の前に飛び出して行く。

乱太郎『ふっ…バレてしまっては仕方がない』

きり丸『俺たちも忍たまの端くれだ。逃げも隠れもしないぜ』

しんベヱ『やい！ドクタケ忍者！お前たちこんな所で何してるんだ！』

「何カッコつけて出てってんの！」

逆作画崩壊再び。思わずズッコケそうになるAだが体勢を立て直し大慌てで3人の前に飛び出し彼らを守るようにドクタケ忍者との間に立つA。

雨鬼『ん〜？その女の子誰？』

暁鬼『さぁ？見ない顔だな』

雪鬼『誰かの姉弟か？』

ドクタケ忍者『(それにしても偉く可愛い子だな)』

乱きりしんの3人よりもAに注意が向いたのか彼女を見て首を傾げるドクタケ忍者。
そんな彼らを見てAの後ろにいる3人はこそこそと話し始めた。

乱太郎『ドクタケ忍者の奴ら、Aお姉ちゃんの存在知らなかったっぽいね』

きり丸『まぁ、A姉ちゃんが来てから先生達と上級生達がドクタケ忍者には絶対に知られないように警備してたからな。面倒臭いことになりそうだからって』

しんベヱ『でもバレちゃったよ…後で怒られちゃうかも…』

暁鬼『何コソコソと話してるんだ？』

雪鬼『そんなことより、俺たちがここに居るということがバレたんだ。このまま逃がす訳にはいかない』

そう言うとドクタケ忍者はA達に徐々に詰め寄り始める。
上級生達がこっちに向かって来ていると信じてAは大声を出そうと大きく息を吸った。しかし次の瞬間、乱太郎、きり丸、しんベヱの3人がAの前に出ると何かをドクタケ忍者目掛けて投げ付ける。

乱きりしん『これでもくらえ！』

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