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「あわわわわっ…ど、どうしっ、ひょわぁあぁああああああああ?!」

自分の元へ駆けてくる彼らに1歩後ずさった刹那、突然浮遊感に襲われたAは大声を上げながら落とし穴へ落ちて行く。
姿が急に消えたAに驚きを隠せない上級生。しかしもうこれで逃げれないだろうと確信しどんどんAの落ちた落とし穴へ近付く。
その様子を後ろで見ていた乱太郎ときり丸は『どうしようどうしようどうしようどうしよう』とパニックで変な踊りを踊っていた。

小平太『さぁ、もう逃げられないぞ…ん?』

落とし穴の中を覗いた小平太は首を傾げた。

文次郎『どうした?』

小平太『Aが消えた』

そんなはずはない。みんなで落とし穴に落ちるのを見たのだから。

仙蔵『何?…見ろ、下の方に横穴がある。そこから逃げたのだろう』

小平太の言葉を聞いてその場に居た上級生は落とし穴を覗き込む。すると、落下地点の横に穴があることに気付いた仙蔵。こんなことをするのは自分の後輩しか居ないと思うと片手をこめかみに添えて頭を抱える。

長次『…何処に繋がっているんだ』

三郎『行ってみれば分かりますよ』

八左ヱ門『よし、行こう!』

仙蔵『馬鹿!一度に落ちたら…』

八左ヱ門の言葉に全員が我先にと落とし穴目掛けて落ちて行く。それを見た仙蔵が止めに入るが時既に遅し。

文次郎『一度に落ちる奴があるか!』

小平太『そういう文次郎だって落ちているじゃないか』

長次『…動けん』

三郎『これじゃ追いかけられない…』

八左ヱ門『お、重い〜…』

雷蔵『みんな〜大丈夫かい?』

ヘムヘム『ヘムヘムゥ〜』

Aちゃんのことになるとちょっとアホになる上級生も可愛いですね。
ヘムヘムを助けていた雷蔵が落とし穴の上からみんなの心配をする。狭い落とし穴にぎゅうぎゅうになっている落ちた彼らを見て『あ…これは無理だ』と思った雷蔵はスンッと真顔になる。
仙蔵は呆れたように息を吐き出し鉤縄を取り出しは落とし穴に放り投げた。

伊作『留三郎〜…外はどうなっているんだい?』

留三郎『俺に聞かれてもな…』

勘右衛門『なんで俺ばっかり…』

兵助『あはは…今助けるから』

未だ宙ぶらりんの伊作たち。外で何が起こっているのか分からない彼らは助けを待っていた。
すると伊作が何気なく落とし穴の下に目を向ける。

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設定タグ:忍たま乱太郎 , RKRN , 愛され・逆ハー   
作品ジャンル:アニメ
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りっか(プロフ) - 雅さん» 急にお兄ちゃんって呼ばれたらそりゃ赤面しますよねwwwでもあの二人の関係は先輩後輩であり兄弟でもありです!熱血ですもんね!2人して! (2022年11月5日 11時) (レス) id: a1a5c64e20 (このIDを非表示/違反報告)
りっか(プロフ) - 雅さん» 遅くなってすみません!!分かります(笑)何とも言えない気持ちがお腹の辺りをうずうずさせられました(笑)でも留三郎はやっぱ三男だったんだな〜って思いましたね。個人的にはあの面倒見の良さから下にも居るのかな?なんて思っていましたがどうなんだろう🤔 (2022年11月5日 11時) (レス) id: a1a5c64e20 (このIDを非表示/違反報告)
- 浜守一郎さんの恥ずかしい表情と食満先輩がびっくりするぐらいの真っ赤な(?)表情、「可愛かったな…😳」っと思って(笑)※『籠城の記憶の段』のお話より。 (2022年10月22日 19時) (レス) id: 6b30a233dd (このIDを非表示/違反報告)
- りっかさん» りっかさん…確かにヤバかったです…🥶私、恥ずかしいくて死にそうで涙が出てしまいそうですぅ…正直に『お兄ちゃん』って呼ぶのはやめて欲しいです…はい…😭🌀 (2022年10月22日 18時) (レス) id: 6b30a233dd (このIDを非表示/違反報告)
りっか(プロフ) - 忍たま好きさん» 忍たま好き様ありがとうございます(´;ω;`)そう仰って頂けてとても嬉しいです…一日に1行程度しか書けない状況ですが今後ともよろしくお願いします! (2022年10月16日 20時) (レス) id: a1a5c64e20 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りっか | 作成日時:2022年8月21日 8時

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