【忍たま】事務員兼何でもお助けピンチヒッター係って何だよ？！その13(夏編)

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ここから先、暫くの間no sideでお送りします。
こちらは忍たま長屋です。
兵太夫、三治郎の部屋に集まったは組のみんなと、Aは円になって作戦を練っていた。

庄左ヱ門『さて…大変なことになったね、Aお姉ちゃん』

「ハハッ…もう慣れてきたよ…」

片眉を下げて困った表情を浮かべながらAを見る庄左ヱ門に、彼女は苦笑いを浮かべるしかなかった。
心配しているのは庄左ヱ門だけではない。は組のみんなが彼女の身の危険を案じている。

金吾『Aお姉ちゃん、ただえさえ運動音痴なのに大丈夫なの？』

「全然大丈夫じゃない。すぐ捕まる自信しかない。そもそも私がお宝って言うこと自体間違ってると思うんだけどさ〜…どう思う？」

伊助『A姉ちゃんをお宝にした理由は何となく分かる気がするけど…』

6年生も5年生もAに好意を寄せていることを知っているからこそ、今回のお宝役はAになったのだろう。より一層、勝負に火がつくだろうから。
しかし当の本人はその理由が全く分かっておらず「私じゃなくてもいいのに…学園長先生の隠してるお菓子食べちゃうから…」とブツブツ文句を垂れていた。

乱太郎『私たちはAお姉ちゃんの運動音痴をカバーするために手助け出来るんだけど…』

きり丸『ぶっちゃけ無理がある』

しんベヱ『3人だけでなんてどうにも出来ないよぉ〜！』

乱きりしんの3人はお互いに抱き合ってわんわん叫んでいた。6年生と5年生のあの様子を間近で見ているのだから無理もない。

庄左ヱ門『喚いているバヤイじゃない。僕たちが手助け出来ない分、乱太郎たちがしっかりしないとAお姉ちゃんが捕まっちゃうんだよ』

乱太郎『庄ちゃんたら相変わらず冷静ね…』

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