【忍たま】事務員兼何でもお助けピンチヒッター係って何だよ？！その13(夏編)

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雑渡『んー…相変わらず頑固だねぇ』

「それ程でも！」

雑渡『美味しいわらび餅屋さんを知ってるんだけど』

「ん"」

雑渡『運良くここから直ぐ近くでね』

「ん"ん"」

雑渡『私は今から行こうと思っていたんだけど』

「んﾞんﾞんﾞ」

雑渡『…行くかい？』

「…お供させて頂きます」

雑渡『(相変わらず可愛いねぇ)』

雑渡さんはAちゃんがどんなことで喜んでくれるのかを知っているのでいつもこの調子。
目元を細め愛おしそうにAちゃんを見ながらわらび餅を食べます。



雑渡編 end





諸泉編



「諸泉さん、どうぞ」

諸泉『私にも頂けるんですか？』

「もちろんです！画数多くて不格好ですけど…」

諸泉『あぁ…でもありがとうごさいます。貴女の気持ちが嬉しいです』

不格好でも何でもAちゃんから貰えるなら何でも嬉しい尊奈門。しかしそれをめいいっぱい表情には出すことはありません。そういう子なんです。

「………」

諸泉『…何ですか？人の顔をじっと見て』

「最初に会った頃より、笑われる回数が増えたので嬉しいなぁと思いまして」

諸泉『っ、あー…貴女って人はもう…』

Aちゃんは出会いが出会いだったのであんまり笑ってくれない尊奈門のことが少し気がかりだったけど、最近少しずつ笑ってくれるようになって嬉しい。そしてそれを素直に言葉にするので尊奈門は調子を狂わされてしまう。Aちゃんを好きという気持ちはあるもののまだ認めたくない自分と葛藤の日々を送っています。



諸泉編 end

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