【忍たま】事務員兼何でもお助けピンチヒッター係って何だよ？！その13(夏編)

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※暫くの間、アニメより台詞を拝借している部分が御座いますのでご了承ください。




とある真夏のある日、私は書類を学園長のいる庵へと運んでいる最中だった。

「学園長先生、失礼しまー…あれ、居ない。おかしいなぁ、今日は外出されるご予定は無かったはず…」

まぁ、いいや。そのうちお戻りになられるでしょう。
そう思い書類を庵に運び終わった私は事務室へ戻る為に廊下を歩いていた。
すると校庭に2年生の三郎次くんと左近くん、1年生の乱太郎くん、きり丸くん、しんベヱくんの3人が何やら啀み合っていた。
私は慌てて校庭に飛び出すと間に入って宥める。

「ど、どうしたの？喧嘩は良くないよ…落ち着いて」

乱太郎『だって2年生の先輩達が私たちのことをいっつもからかってくるから！！』

きり丸『俺たちもう我慢ならなくって！！』

しんベヱ『今こうしてイカを見せあってるの！！』

三郎次『それを言うなら啀み合っているだろ！！』

左近『お前らのそういうところ直した方がいいぞ！』

乱太郎『どうしてですか！』

三郎次『もっと揶揄いたくなる』

乱きりしん『あへっ』

確かに2年生は1年生を揶揄う姿をよく見る。それも結構な頻度だから1年生にとってはたまったもんじゃないか…。

しんベヱ『もー怒った！』

きり丸『こうなったら…』

そう言いながら乱きりしんの3人は懐から何かを出そうとしている。それを見た2年生の2人は瞬時に身構えた。

三郎次『し、手裏剣？！』

左近『やる気か？！』

「え？！手裏剣は駄目だよ！」

しかし乱太郎くんが取り出したのは筆、きり丸くんはでんでん太鼓、しんベヱくんはペロペロキャンディだった。思わずズッコケそうになってしまう。

三郎次・左近『ぶ…ぶわははははは！』

三郎次くんと左近くんはお腹を抱えて大笑い。
これは揶揄われても仕方ないような…。

三郎次『また手裏剣持ってないのかよ』

左近『手裏剣くらい持ってろよ』

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