【忍たま】事務員兼何でもお助けピンチヒッター係って何だよ？！その13(夏編)

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「ふわ〜…凄い！これ全部大木先生が作られたんですか？」

大木『この野菜たちは私が丹精を込めて作った物ばかりだ。さぁ、食え食え！美味いぞ！』

らっきょうの漬物、茄子の煮浸し、夏野菜の天ぷら…その他もろもろが並べてある。全部美味しそうで涎が出そう…。
囲炉裏を囲んで各々が腰を下ろした。両手を合わせて小さく「いただきます」と言ったあと、箸と皿を手に取りらっきょうの漬物を口に入れた。

「ん〜…大木先生の作ったらっきょうの漬物とっても美味しいです！らっきょうがカリカリで食感も良いです〜」

大木『そうだろうそうだろう！収穫したらっきょうを半分持って帰っていいぞ。野村に渡しといてくれ。あいつはらっきょうが好きだからな』

「へぇ〜野村先生ってらっきょうお好きなんですね」

大木『私がらっきょう作りを始めたのも野村の為だからな！忍術学園に帰ったら直ぐに野村に持って行くんだぞ』

大木先生は野村先生と仲が良かったのかな？
友人の為に好きなものを作ってあげている大木先生は優しい人なんだなぁ。そんなことを思いながらちらりとみんなを見ると凄く何かを言いたげな表情を浮かべていた。

「みんなどうしたの？」

伊作『あ、いや…その、野村先生は…』

大木『ら っ き ょ う が だ い す き なんだよな』

伊作くんの言葉に野村先生がらっきょうが好きということを強調して言葉を被せる大木先生はにっこりとした笑みを浮かべていた。

伊作『えっ、あ…は、はい、ソウデスネ…』

引き攣った笑みを浮かべ片言になる伊作くん。何かあるのかな、気になる…。

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