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「すっかり遅くなっちゃったな〜…早く寝よう」
あれから私は、潮江文次郎くんと中在家長次くんに部屋まで送ってもらった。
2人は小平太の事を『悪い奴ではないから許してやって欲しい』と頭を下げてきた。
許すも何ももう気にしていないと伝えると、ホッとしたような顔をしていた。
文次郎くんと長次くんは小平太の保護者か何かか？って思ってしまった。
部屋の真ん中に布団を敷いてその上に寝転がる。
朝から寝るまでの間に色んなこと起こりすぎ。明日からもこの調子だったら本当に身が持たないんだけどどうしてくれんの激おこ。
「…でも、久々に他人と触れ合ったな」
失うのが怖くて、今まで友達も作れなかった。
失うかもしれないという思いを抱えて他人と接するくらいなら1人の方が楽だったから。
「大変な一日だったけど、楽しかったな〜っては思えるし、何だかんだ明日も楽しみ」
ふ、とお父さんとお母さんの顔が頭をよぎる。おもむろに起き上がると、通学バッグから定期入れを探す。
「…あったあった」
定期入れにはお父さんとお母さん、そして私の3人で撮った写真を入れている。
命日の日にとんでもない事になってしまった。
「あー…明日からお墓参りどうしよう…学園長に言ったら作ってくれない…よね、さすがに」
遺骨もないのに何言ってんだか。
それでも、形だけでも良いから欲しいな。日課になってたし、今更止めるなんて出来ない。それに…
「毎日お墓参りしないと夢見ちゃう…」
自責の念に駆られてしまう。
天気が悪く何度か行けない日があったが、その日の夜は決まって父と母の夢を見た。亡くなった日の、血だらけになってピクリとも動かない2人の姿を。
「あー…ダメだ、明日も早いし寝よ寝よ！」
暗い気持ちになりかけたので、灯りの火を消し布団に潜る。そのまま写真を握り締めて私は眠りに落ちた。
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りっか(プロフ) - 住人さん» ようそこ沼へ！！！！大歓迎です♡嬉しいお言葉ありがとうございます！！！！ぼちぼちになりますが頑張りますのでよろしくお願い致します！！！！ (2023年2月18日 9時) (
レス) id: 478fa1c1b9 (このIDを非表示/違反報告)
住人 - 最近沼に落ちてきました。しばらくここでお世話になります！これから猛スピードで最新話に追いつくので更新頑張ってください!! (2023年2月15日 22時) (レス) id: c00a4cd404 (このIDを非表示/違反報告)
りっか(プロフ) - スイちゃんの姉貴的存在のご友人さん» うぎゃ！！ありがとうございます！その一言がとても嬉しいです(；；) (2023年1月24日 13時) (レス) id: a1a5c64e20 (このIDを非表示/違反報告)
スイちゃんの姉貴的存在のご友人 - 良き (2023年1月20日 21時) (レス) @page5 id: b07dd8e215 (このIDを非表示/違反報告)
りっか(プロフ) - 銀蘭さん» ぎゃあああああああああ！！ありがとうございますううううう( ´:ω:` )ありきたりな設定でほんっと申し訳ない思いもありつつ私の妄想に付き合って頂いて…これを励みに頑張りますのでこれからもどうぞよろしくお願いいたします！！！！！ (2022年1月23日 3時) (レス) id: c181ad41b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りっか | 作成日時：2021年12月17日 16時
